SecHack365のすゝめ
SecHack365のトレーニー第1期生を修了したので、今後SecHack365に興味がある方や、サイバーセキュリティに興味のある方、大雑把にパソコンが好きな方のために、このプロジェクトについて紹介します。
公式サイトの Q&A のクオリティが高いので、何か疑問に思ったことがあればそっちを見てみるといいと思います!
目次
私自身について
地方大学の工学部情報工学科に通っている4年生でした。
大学では端末間ネットワークに関する理論を研究しています。
セキュリティに関する知識はほとんどなく、初心者です。
WebアプリケーションやiOSアプリでサービスを作るのが好きかなといった感じです。
参加者にはSECCONやセキュリティキャンプ経験者など、セキュリティに関する技術力・知識の高い方やその他の分野でもとにかく強い方が多かったイメージです。
だからこそ、あまり技術力がなく、こういったイベントが初めての、私みたいな方が興味を持って読んでくださっていると嬉しいです。
SecHack365とは
簡単に表現すると、NICT (情報通信研究機構)が主催で行なっている若手セキュリティ人材育成プログラムです。1年間かけてハッカソンを行うのと、各地域でのイベントが行われます。
応募について
課題ファイルが配布され、それにありったけの熱意を書いて提出する。
これだけです。
ちなみに、昨年度の倍率は40人の募集だったので、約9倍。
応募:358名
合格者:47名
(内訳)
成年30名・未成年17名
男性43名・女性4名
大学院:9名
大学:19名
高等専門学校:10名
社会人:5名
その他:4名
詳細はこんな感じとなっていました。
応募用紙は、氏名や学年、性別を隠した状態(つまり、書いた内容のみ)での審査だったそうです。熱い想いが多くて募集の40人を超えてしまった模様。笑
しっかりと進捗が求められます。
私自身も卒業論文と最後の追い込みが重なって結構しんどい思いをしました。
受験や就活など、あらかじめ忙しくなると分かっている方は、自分のやる気と相談し、うまくやりくりする自信がない場合は、このプログラムは今年で終わってしまうものではないと思うのでまたの機会に応募するということも有りなのではないかと思います。
また、北海道や沖縄、福岡など全国に行くことができますが、現地ではほぼ監禁状態ですからご注意を!全く遊べません!
全国各地で実施する目的としては、
・今まで行ったことがない地域
・その地域で生まれたサービスや企業
・その地域にいる優秀な技術者の方々
・その土地の文化や社会的課題
に触れることによって、今までになかったアイディアの創出やいろいろな課題解決に向けてのモチベーションを高めて頂くことが目的です。
となっていますの。
私自身、SecHack365に猛烈に参加したかったため、結構な量を応募用紙に書いた気がします。(確か、文字制限はなかった気がします!)
技術的にアピールできることが少なかったので、熱意とユニークさだけで受かったのかもしれません(笑)
公式だとこの2点を考慮しているようです。
・熱意をもって取り組む意欲があるかどうか
・新たな技術への発想やアイディアのユニークさ
・これまでの活動実績 (研究、開発、関連社会活動等)
私からのアドバイスとしても、
- 今までに、自分の手を動かして、自分の作りたいものにチャレンジしたことを猛烈にアピールする。
- 他の人が考え付かないような斬新なアイディアを出す。
これに尽きると思います。
熱意が伝われば受かるでしょう!笑
開発について
開発は、自分のやりたいこと、作りたいものを基準に第1回目にアイデアソンをし、ある程度の方向性を決めます。
1人で開発するもよし、複数人でチーム組むのもよしです。
また、複数チームにまたがって開発することもできます。
開発に必要なレンタルサーバ代や書籍代、物理的なものなど、申請して許可がおりれば買っていただくことができます。
いいところ
- とにかく楽しい。
- サポートが超分厚い。
- トレーナーの方々がエキスパートすぎる。
- とにかくすごいトレーニーが集まる。素晴らしい仲間ができる。
- NICTが溜めているデータを使うことができる。
- 学生は無料!
- それぞれの開催地で企業見学や体験ができる
- 様々な業界のスペシャリストの方のゲスト公演が聞ける
随時更新して行きます。
募集について
2018年度の募集は、
- 4月2日(月)募集開始(課題ファイル配布)
- 4月20日(金)課題ファイル提出締め切り
となっております。
最近私が意識していることは、アルバイト先のFULLER株式会社の渋谷さんがおっしゃっていたこの言葉で、
決断を先延ばしにする人がたくさん居るが、それは「今決断しない」ということを決断しているのだと認識した方がよい。この、今決断しないことのリスクは目に見えにくいのだが、チャンスはいつまでも待ってはくれないし、逃した魚は大きく感じますよ。機会損失は見積もりが難しいのです。
— 渋谷 修太 (@shibushuta) 2018年1月17日
とりあえず興味があったら応募してみるのが一番だと思います。
自信がない、経験がないなどと理由づけてチャンスを逃すのが一番もったいないです。
是非応募してみてください!
さいごに
私の人生において、SecHack365に参加することが出来たことは「人生を変える」経験になったことは間違いないです。
何かに挑戦して自分を変えたいと思っている方、是非とも応募してみてください。
1年後にはきっと成長した自分と会えると思います!
今日から応募開始です!!