モノづくりの街 『燕三条』 を見てきたお話
素敵な出会いがあり、新潟県にあるモノづくりの街「燕三条」を視察させていただきました。
色々と感じたことがあったので、メモとして残しておきます。
目次
燕三条
有名な場所であるとは思っていますが、新潟をよく知らない人も多いと思うので、燕三条の基礎知識を書いておきます。
場所はこちら。ちょいっと見にくくすみません。。これは燕市ですね。
新潟市からも近く、海にも近く、山にも近い。いい環境です。
僕、やっぱり田舎が好きです。
上越新幹線ですと、燕三条駅があります。ぜひお越しください!!(誰。笑)
今回は燕市を色々と視察してきました。
それでも、3300もの工場があるそうです。
産業の歴史等はこちらで。
モノづくりに対して本当に熱い街で、工場の祭典を行なっていたりします。昨年度行きたかったのですが、行けず、、今年こそは行きます!
素敵な出会い
僕の後輩で、色々なことをめちゃめちゃ頑張っている可愛い後輩ちゃんが、燕市にある明治屋の5代目大橋さん(かずさん)と知り合いで、僕を紹介していただき、ご飯を食べたのがきっかけでした。
僕の活動にも興味を持っていただき、かずさんが僕に合ったコースを考えていただき、全部で7ヶ所を案内してくれました。
かずさんは本当に凄い方で、人脈の広さ、信頼が半端なく、そして街づくりに関しても熱く、何かしらイノベーションを起こしたいと考えていらっしゃいます。そしてなによりカッコいいです。笑
今回は、かずさんの案内のもと、僕の相方と可愛い後輩ちゃん、そしてぬまっちの5人で色々なところを周りました。
(ぬまっちって誰?と思うかもしれませんが、最後にちゃんと書きます!本当に熱く、凄い方です。)
玉川堂
最初に行ったのは鎚起銅器のこちら。
正直鎚起銅器をあまり知らなかったのですが、とても面白く見ることができました。
外見はこんな感じ。無形文化財に認定されています。
中はこんな感じ。叩いている音が響き渡っています。
こんな感じで、1枚の銅板から叩きだけで作っていきます。急須が継ぎ接ぎなしで作れるのすごすぎる。
この技術を習得するまで15年ほどかかるそうです。
これいつか絶対に買います。実際に鎚起銅器で作ったおちょこで日本酒飲みましたが、うまかったですぅ🍶。(日本酒がそもそもいいもの飲んだ説もありますがw)
様々な工程がありますが1人の職人で全行程できる様に修行しています。彫金師は専業だそうです。
昔は作れば売れる時代だったのですが、それが時代の変化とともにそうではなくなってきています。
様々な工夫はしていて、美術的要素を入れていたり、工場と銅から作るというところは変えずに、作るものを変えていたり、変化に柔軟に対応はしているように見えました。
急須や湯のみとかは量産されているモノでもあるので、ただ日常的に使うための目的であれば、ここのモノを買う必要はありません。
しかしながら需要はまだまだあります。ただ、さらなるブランディング、売り方を変えるだけでその価値はまた変わってくる気がします。
ブランディングだけでなく、ストーリーの共有で物を売る必要があります。そのための手段として、作っている工程、想いを伝えるための工場見学をしています。
6年前には600人程度だった見学者は、外国の方も増え、去年は4000人程のお客様が来たそうです。
ここにまた新しい可能性と、勝機、転機があると思いました。
この急須にで煎れるとうまいお茶も販売されていて、面白いなって思いました。
私もクリエイターなので、職人魂も分かる気がします。
どう売るか、どう魅せるかでモノを売っていきたいですね。
藤次郎
こちらは包丁を作っている藤次郎です。
初めて800度程の炎を見ました(笑)
テレビで見ていたものだ!
こんな感じで、鉄の材料を1から叩いて作っていきます。
工程はこんな感じ。
この包丁、持ち手も畳んでいくことで作られています。
半端なくかっこいいです。
これも買います。絶対。
杭州飯店
お昼ご飯は燕三条名物「背脂中華そば」。
ここのはマジでうまいです。老舗で、燕市の中でも有名。
地元の方からも愛されていて、お昼時は毎日のように並ぶそうです。
山崎研磨工業
磨き技術の老舗です。
こんなにピカピカになります。
モノありきの仕事なのは確かです。営業はそこまで出来ないと言いつつも、iPodを磨いていた実績もあります。技術は確かなものです。
確かに、1日でできる量は決まっていたりしますが、同じ地域で回して、新しい地元産の何かができるのではないのかと、期待できました。
周りと繋がっていかないと。
ミノル製作所
今までの見学とは明らかに違うなと思ったところが、若い人が多いということ。
そして、代表の本多さんが本当にお熱い方でした。(この地域熱い方が多い。)
この地域がこのままでは衰退してしまうという危機感を持ちながら、若手への投資をしています。
小ロットと中ロットを持っていて、注文数や質によって作り方を変えています。
これは、へら絞り機です。手で押し当てていくことで形を変えていきます。
こちらはスピニングマシン。
上と同じ要領なものを、機械が自動で行います。
燕三条のモノづくりが成長してきた過程には、希望通りの試作を作るところが始まりだったそうです。
相手が本当に欲しいものを作る。これは分野変わらず、どのクリエイターにとっても同じ大切なことですよね。
特に、ちょっとの変化に弱いのが金属だからこそ、最初の試作がとても重要になってきます。
大量生産の世の中になった金属分野で、マネされるようなマネされないものを作っていくのが大切とのことでした。
また、この地域には真の技術と、いいアイデアの製品はいっぱいあるものの、売り方を知らずに埋もれてしまっているものは多いそうです。
昔は作れば売れる時代だったからですね。売り方を学べずに時代の変化がきてしまったんだなと感じました。
結局、どこに売ったかも分からず、売れるかどうかの判断は大きい商社に委ねるしかないそうです。
D to Cをしっかりやり、自分の子供のように大切な製品をちゃんと届けるところまでやらなくてはいけないなと思いました。
ここで聞いて驚いたことが、周りにたくさんの工場があるのは分かるが、そこで何が作られているのかが分からないということ。
なぜ連携しようとしないのかが不思議でした。衰退しつつある中、いかに協力するかが鍵になってくると思いました。
また、せっかく技術をもった老人の方々が、後世に伝えることをせずに、技術を持った人がどんどん少なくなってしまうということ。
確かに、1日5000円ほど稼げれば生活に苦労はしないとのこと。
ただ、生きるとかそういう以前に、コミュニティの盛り上げや、若い力の育成等、できることがいっぱいあるのになんでやらないのかが引っかかりました。
事実、アメリカの老人の方は本当にコミュニケーションも好きで、教えるのも好きで、コミュニティの活性化をしようとしていて、その活動自体を活き活きやっている様に見えました。
人気料理店と同じで、ブランディング(製品へのストーリー付け等を含め)をしっかりやると共に製品の質を高めていき、人気料理店と同じで何年待ちでも客の予約が入るようなモノを作るのが大切なんじゃないかと思いました。
MGNET
未来の可能性が見えた会社さんでした。
この会社自体は、僕の言葉で説明すると、燕三条のものづくりにおける、コミュニティマネージャー的存在だなと思いました。
ものづくりを前進させる、環境づくりをしている会社です。
Make Good Network
社名の由来の時点でもうかっこいい。笑
この会社が有名になったのは、親会社である武田金型製作所が作り有名になった「マジックメタル」です。
(工場という文字が読めますか?w)
詳しくはこちらをご覧ください。
武田修美さんの考えにものすごく共感できるものもありました。
もっとお話ししたかったです。
酸化発色テクノロジーを使った「As it is」。これすごかったです。写真撮るの難しいんですけどね(笑)
塗料なしで、光の屈折で虹色のような色になります。
ネットワークの力でモノづくりを加速させていきたいですね。
夜、出会い
今日1日一緒に行動をし、様々なことを教えてくれたぬまっちのゲストハウス、トライアングルへ行きました。
(やっとぬまっち出てきました!笑)
CAMPFIREでクラウドファンディングをし、ここ燕三条に移住してきた方です。
すごい熱い想いと行動力があります。人を惹きつける力、憧れます。
詳しくはこちらを読んでください!そして、ぜひ会いにこのゲストハウスを訪れてください。深いお話を聞くことができます。
ゲストハウスに着き、17時ぐらいから飲み始めました。
世界一周のお話を聞かせていただいたり、熱い想いを聞かせていただいたり、、酒はやはりいいですね〜
かずさんが、超レアなお酒をいっぱい持ってきてくれました🙏
途中で夕飯を食べにこちらへ。
すごいレトロで雰囲気最高で、ナポリタンめっちゃうまかったです。
ここでも飲みました(笑)
その後も結局朝5時まで飲み続けました(笑)12時間も!!
酒場はイノベーション創造の場ですね、やっぱり。
地元の色々な方々も遊びに来てくれて、いっぱい色々な方とお話しすることができました。本当に楽しい、おいしいお酒でした。
さいごに
いい経験ができ、自分のやりたかった「観光」×「地方創生」のリアルが見えた気がします。
しかしながら、僕の得意分野のインターネット、テクノロジーを活かしながら地方創生をやりたいのですが、なんせ地方創生はやはり時間がかかるものです。そのギャップをリアルに感じることができました。
そして、インターネットに付いてくるのが難しい世代もあります。(これは日本独特な気がする。。)
なぜ付いてこれないのかって所の原因は少し分かっているので、それでも使いたくなるようなモノを作っていかなきゃいけないですね。
ただ、収穫はとても多かったです。
感謝経済とまではいきませんが、そこにはシェアの文化、お互い様の文化がありました。ここにすごい可能性を感じました。
自分の想いを言語化して伝える難しさ
リアルのネットワークの重要性も分かり、オンラインのネットワークの重要性もわかるという認識はあったので。この隙間をテクノロジーで埋めたいです。
地元に住んでいると気づけないような、自分達だと価値だと気づけてないものに価値を付けれると思います。そこで重要になってくるのはやはりストーリーですね。
ストーリー付がうまいのは、僕の中ではタモさんなのかなと思います。NHKの「ブラタモリ」見るだけで、そこに行って体験したくなりますもんね。
シャンパンの価値が高いのも同じ気がします。日本人はストーリー付が下手ですね(笑)
ものづくり、エンジニアリングはやっぱり楽しいです!
国内だけじゃなくて海外に売っていく力のところとかを勉強していきたいです。
新潟の、奥ゆかしい県民性を変えていく必要がありますね。それに微力ながら協力していきたいと思いました。
今回の視察で、燕の過去と現在、未来を見ることができました。
今回お世話になった方々にもぜひ読んで欲しい本です。絶対に参考になると思います。
田舎いいですねっ。やっぱり。
第2の地元新潟で、また好きな場所見つけれて嬉しいです😊燕大好きになりました😄
地方創生やっていくぞ!
今回は、かずさんぬまっちをはじめ、たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。また行きます!!🏃♂️
スタートアップ お役立ち情報
スタートアップや起業に関するお役立ち情報等を集めてみました。
まだまだ詳しくない私ですが、色々と教えていただいたものを忘れないようにメモしている感じですので、追加で色々ありましたら教えてください!!
随時良い情報があったら更新していきたいと思います。
目次
本
三種の神器と呼ばれている本があるそうです。
- 起業の科学
- リーンスタートアップ
- 起業のファイナンス
私も全部買いました。
個人的に、この本も好きでした。
スタートアップ
上の本の起業の科学のスライド版です。
本を買ってから読むのでも、まとめられてて参考になりますし、買う前の参考にも。
こちらの動画と合わせて見ると、より深く理解できると思います。
会社の母子手帳と呼ばれる「創業手帳」。無料でもらえます。
会社設立に関しては、freeeさんのサイトが結構参考になります。
ピッチ
この方のスライドは本当に参考になります。
共同創業者
資金調達
事業計画書
スライド作成/デザイン
クラウドファンディング
ツール
タスク管理
採用
ミーティング
会計
www.freee.co.jp
biz.moneyforward.com
新潟 観光情報 まとめ
新潟の観光情報サイトをまとめてみました。
抜けているものもあるとは思いますが、有名どころを。
この写真はよく行くスタバから撮った新潟の夕暮れです。
目次
現状
新潟県の観光における現状です。
新潟市の観光における現状です。
こういうデータを県とか市がせっかくオープンデータにしているので、何かしら活用してみたいです。
とりあえずKibanaとかで可視化とかしてみようかな。
観光情報
新潟観光コンベンション協会です。
にいがた観光ナビ。結構良いサイト。
新潟市では有名なふるさと村のサイトです。
お土産も観光もまかなっています。でも物産の方がイメージ強い。
このコンセプト良いですね。
デザインが少しもったいない。
タウン情報
キャンペーン
おみやげ
市町村
永住
SXSW 2019 参加記
昨年度お世話になったSecHack365で、アメリカテキサス州のオースティンで開かれていたSXSWに参加してきましたので、ご報告します!
なかなか長いですが、最後までお付き合いくださいっ!
目次
- 概要
- 1日目(3/9)
- 2日目(3/10)
- 3日目(3/11)
- 4日目(3/12)
- 5日目(3/13)
- 6日目(3/14)
- 7日目(3/15)
- 8日目(3/16)
- 9日目(3/17)
- 最終日(3/18-19)
- 抱負
- おわりに
概要
SecHack365
本当にオススメなので是非応募してみてください。
SXSW
簡単に表現すると、インタラクティブ、テクノロジーと映画、そして音楽を融合させたお祭りのようなものです。
1日目(3/9)
1日目と言いつつも。
前泊させていただけたので、前日は2期生の成果発表会にお邪魔させていただきました!
どの発表もポスターも面白く拝見させていただきました。
自分が修了してから1年が経ったんだなとしみじみと感じていました(笑)
この日は、8時に羽田空港集合。
今回の派遣は、1期生3名、2期生3名(+保護者1名)、NICT3名、NOMの浅生さん、CODEBLUEのかなさん。合計12人での旅です。
約12時間ぐらいのフライト。
時差が14時間あるので、着いたのは同日の7時。恐ろしくこの日が長い!!
飛行機の中では
- ボヘミアン・ラプソディ
- アリー スター誕生
- スマホを落としただけなのに
の3本の映画を鑑賞しました。(どうでもいい。。)
トランジットは5時間ぐらい間が空いていたので、空港内でハッカソンに向けて自己紹介からチーム決め、どういった内容にしていくかなどの作戦会議を行いました。
その後12時過ぎの便でオースティン、バーグストロム国際空港へ。(3時間程のフライト)
搭乗口変更に気づくのが遅れ、ターミナルをみんなで走ってましたw
到着!! (@ オースティン バーグストロム国際空港 - @austinairport in Austin, TX) https://t.co/a1aKtgUjOY pic.twitter.com/qugxbGR4OC
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月9日
到着後、ホテルへ移動。
今回宿泊したのはこちらのホテル!
本当に綺麗です。
チェックイン後、歩いて会場まで行き、バッチをもらいつつ、街の雰囲気を体験しました。
この写真すごく綺麗。お気に入り。
写真のような、キックスクーターが短距離移動手段として流行っている模様。
こんな感じで、いたるところに置いてあります。
深センで見てきたシェアチャリより楽でいいかも。
軽く30キロぐらい出ます。
後に、乗り心地等に関する感想は書きたいと思います。
飲酒後はもちろん乗っちゃいけないみたい。
深センに関してはこちらに色々と書いてあります!
無事にバッチを受け取り、全員が集まってから、ステーキを食べに行きました。
最高でした。(お腹いっぱい、、)
1日目終了!本当に長かった。笑
2日目(3/10)
前回アメリカに行った時は時差ボケが辛く、結構きつかったのですが、1日目の睡眠がうまくコントロール出来て2日目から全く問題なく順応出来ました!
この日は、JETROのお話を聞ける予定だったのですが、ブッキングミス。興味あったのですが、お話を聞くことはできませんでした。残念。。
会場と思われる場所でセキュリティ体操をただただ行なっただけになりました。笑
セキュリティ体操は、2期生の方が考案した体操!
結構複雑で難しいんですよ。笑
開き直って朝から探索です!
街全体の様々な場所で色々な企業がブースを持って展示を行なっていたり、体験ができるようになっています。
その後、インタラクティブのTRADE SHOWを見にいきました。
こんな感じで大にぎわいです。
昔アルバイトをしていたFULLERも出展していて、すごい久しぶりにお会いすることができました!
きたぞ!!
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月10日
はたけやまさん!!#FULLER #SXSW #appape pic.twitter.com/gOHEIttvL5
いくつか見たものを挙げていきます。
Caico
聴覚と嗅覚を用いてVR空間を表現しようとしていたもの。並んでいたため体験はできなかったのですが、面白そうな取り組みだと思いました。
Stroly
オフラインのマップと全く同じ地図をオンラインで見れて、位置情報が分かるため、迷いにくいという。アナログとデジタルをうまく融合させたようなアイデアのサービス。
実際にSXSWの公式地図を担当されていて、分かりやすかったです。
Loraine
正直、欲しいかどうかと聞かれたら、朝食を寝起きに食べれないタイプなので微妙ですが、コーヒーの香りで目覚めるのは憧れます。笑
LevioPole
ドローン2機で作られた浮遊棒です。使い方は色々とあるようですが、VRと組み合わせて、空中に浮いている体験ができるのが楽しそうだなと思いました。
teplo
お茶をその時の気分、健康状態等に合わせて最適な温度、抽出で提供してくれる機器。アメリカでもお茶文化が流行ってきているらしい。
OPEN MEALS
食に改革を起こそうとしている会社のよう。
健康状態に適した栄養素?で食材をプリントするみたい。味は良く無いみたい。
それであれば完全食でいいのでは?と思ってしまう。
3rd-Factory
スマホと連動するリアルゲーム。やってみたけど、面白かった。
スマホ側でプログラミングして、強いアルゴリズムを考えることができる。
今後日本でプログラミング教育が義務化されるので、そこをターゲットにしている感じかな?
こいつ本当に可愛かった。
その他にも、色々と楽しそうな会社はいっぱいありました。
写真あげていきますね。
回転する羽で空間に情報をプリントする感じのもの。(正直よくわかっていないw)
モーションキャプチャかな?
これも面白かった。
ARで、空間にメモを残せるやつ。普通に使いたい。
ずっと付いてくる、執事のようなロボット。
MAKERS2期生だったOUTSENSEのよーざんさんとも会うことができました!
この日のランチは、唐揚げ弁当!?
日本食っぽくて美味しかった。沢庵まであったし!
その後、SONYのブースを見に行きました。
技術のとんがり方の見せ方がうまく、ただただ新製品を展示するのではなく、新しい技術や驚きを体験できたり、SONYの強みを活かせるものを体験してもらうといった感じで、企業として楽しそうな会社だなという印象を受けました。これを機にSONY製品買う人多そう。
こんな感じで、画面に映るターゲットに向かって遊べるダーツもありました。
夜は、ARW(Another Real World)さんで来ていた日本人の方達との初顔合わせ、交流会がありました。
ARWさんの情報はこちらです↓。本当にいいプログラムですね。
昨日に飽きるほど肉を食べたのに、またチキンを頼んでしまった。笑
美味しかった😋
2日目も無事に終了です!
3日目(3/11)
この日は、最初にNHKのブースである8Kシアターを見てきました。
すごい綺麗で、迫力のある映像。
ただ、440インチのテレビと、SONYのスピーカーからくる迫力なのか、8Kからくる迫力なのかがわからなかったです。
ただ、ライブの映像は、VRとはまた違う迫力と臨場感があり、本当に目の前で見ているかのような印象を受け、グッとくる思いもすることができました。
お昼にはラーメンが食べたくなり、ラーメンを食べに。
普通に日本の味噌ラーメンと同じ感じでした😋
街中には、知っている企業の色に染まった建物(ブース)が多くあり、それだけで楽しかったです。
Snap Chatの椅子で写真撮影!📸
特に、Amazonのブースであるこちらがすごく、PrimeOriginalの「Good Omens」のコーナーがこんな感じで、場づくりが本当にうまくて、こういう交流できる場を新潟にも作りたいなぁと思いました。
無料の軽食ももらえました!
入り口はこんな感じ。
その後、落合陽一さんがプロデュースした「The New Japan Island」へ行きました。
残念ながら落合さんには会えませんでした。笑
ちょうど5分ピッチを行なっていて、拝見しました。
Life is Techさんや、Fringe81さんなど、日本で有名な会社さんがピッチしていました。
その後、ハッカソンのミートアップへ行き、色々と情報収拾をしようと思っていたのですが、あまり得られるものがなかったのでホテルに帰りました。
ホテルのロビーに集合し、チームでハッカソンのミーティングをはじめました。
明日がハッカソンで緊張しながら睡眠へ。
3日目終了!
4日目(3/12)
この日は今回の派遣の目的でもあるハッカソンの日です。
このハッカソンは、制限時間24時間で、
がテーマのハッカソンです。
スポンサーが何社かいて、そこが提供しているAPIを利用するのが条件。
私たちは、「Capitol360」という、リアルな場所空間とオンライン上でのミュージックを融合させるという試みをしていたスポンサーさんに焦点を当てていて、準備をしてきました。
簡単に表現すると、リアルな場所とインターネットを繋ぐ何かを作成したいと思っていました。
最終的な、具体的なアイデアとしては、ライブパフォーマンスの儚い音楽を保存し、ライブ感を後に味わうことを目的としたサービスを考案しました。
元々このスポンサーに焦点を当てた段階から、ライブパフォーマンスの環境をどうにかしようと考えていて、色々と話し合ってアイデアを突き詰めて、このようなアイデアとなりました。
しかしながら問題が。
なんと、Capitol360さんは名だけのスポンサーで、APIの提供は行なっていないということ。(苦笑)
結局、AIを用いて、場所に合った曲をリコメンドしてくれる機能を追加してAPI使用条件を充しました。
ここからは2日間を振り返っていきます。
昼飯はハッカソン会場で。
このチキン美味しかったです。(アメリカ来てから肉しか食べてない!!笑)
アメリカっぽいクッキーも🍪
会場を移動しつつアイデアを出し合いながら、深掘りしていきました
夕飯はパスタが食べたくなり、イタリアンレストランへ。
その後、ホテルのロビーでアイデアの検証と開発、発表準備を行いました。
写真を撮り忘れたのですが、ロビーに暖炉があるミーティングスペースっぽい場所があり、いつもそこで集まっていました。
4日目終了!といいつつも、2時過ぎぐらいまで開発と発表準備をしていました。
5日目(3/13)
この日もハッカソンは続き、13時まで開発と発表準備に専念しました。
お昼ご飯はハッカソン会場で。
このご飯めっちゃうまかったです。
頑張ってスライド作ってます。英語のプレゼンは初めてで、緊張しています。
かなさんがすごいサポートしてくれました。ありがとうございます🙏
会場に入り、緊張していますね(笑)
発表している様子です。
ハッカソンの全日程終了後、司会の方とみんなで写真を撮りました。
結果はこちらです。日本チームが3位に入っていました。すごい!
そして!!
2期生チームがスポンサー賞受賞!すごい!!
私のチームの勝利は見れず、、😢
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月13日
現役生チームがスポンサー賞受賞しました!!
おめでとう!!✨
(もう現役ではないのか、、?)#SXSW #SXSWHackathon #SecHack365 pic.twitter.com/yEcF22OiJo
一緒に戦ったチームメンバー。
発表の中で面白かったものがいくつかあったので載せておきます。
Live HighFive
携帯を振ることで、お気に入りの音楽を共有できる。LINEのフルフルみたいな使い方ができる。
日本人チーム(総合3位)。
Beat IT
録音した音声を、ラップに変換する。
総合2位でした。
Music Discovery AI
ARで、アートワークに近づくと曲が鳴る。
moverDrover
ダンスの動きに、著作権をつけるというもの。
ブロックチェーン上で管理されている。
総合1位。
最初からキャラクターがすごい人がやっていて、最初からずっと1位って感じでした(笑)
最後には24時間を振り返るショートムービー流していたり、会場でボイパを始めたりと、やりたい放題(笑)
他にも、画像と音から、それにあった動きをつけるものや、VR空間にDJスペースを作るものなどがありました。
ハッカソンで体力を消耗し、疲れていたので優しい味のフォーを食べました。
ハッカソンも終了し、5日目終了!
6日目(3/14)
無事ハッカソンも終わりホッとたのもつかの間、楽しいことがいっぱい起こります。
この日は、ARWさんと共に、4社のスタートアップ企業と交流できるプログラムに参加させていただきました。
今回交流させていた会社はこちらの4社です。
- Capital Factory
-
EggChain
Eggschain is Empowering Women Who Are Choosing to Freeze Their Eggs
-
Aesthetic Integration
-
Bumble
本当に勉強になった1日となりました。1社づつ振り返っていきます。
Capital Factory
オースティンオリジナルのインキュベーションです。
コワーキングスペース・レンタルオフィスビジネスをしている企業です。
ワーキングスペースでB-corpも取得しており、さらに今年政府と組んでThe Defense Innovation Centerをオープンしています。
入り口にはこんなモニュメントも。
この企業のすごいところは、ただ単にコワーキングスペースを運営しているだけではない点です。ここのコワーキングスペースに入る価値がめちゃめちゃたくさんあるのです。
まず、様々なバックグラウンドのスポンサーがいます。テックだけじゃなくて、コンサルティングや電力会社、大学、政府期間とかまで入っています。とにかくたくさんのサポートを受けることができます。
また、170人もの様々な分野に精通している専門性の高いメンターと1on1で事業相談や、専門分野を用いたアドバイスなどをしていただける、メンターシップコーディネーター制度があります。ここでの出会いが社外取締役や、投資の関係に繋がったりするそうです。
また、大企業の新規事業の分社が入ってるフロアもあり、大企業の中だけでは生まれないようなアイデアが生まれる場ともなっています。他の会社とコミュニケーションもできるのも良いですよね。
こういった、人が集まる場を作ることによって、新たなイノベーションが起きたり、新たな出会いの促進もでき、こういう場がオースティンの変化を生んでいるのかなとも思いました。
日本だと、ただ単のコワーキングスペースやレンタルオフィスになってしまっているところも多いと思うので、場所に価値をつけ、人を惹きつけるという試み、本当に参考になりました。
新潟でもこういった場作りしたいです。
ただ、ここではコミュニティマネージャーがおり、人と人、人と情報をうまく繋いでくれます。こういった「繋げる」部分もできる人間になりたいです。
オフィス内はこんな感じです。綺麗。
秘密の会議室も!!これいいな。笑
本を押すと扉が開くという、半端なくいい仕組みです。(笑)
ランチはP.TERRY'Sでハンバーガーを!チェーン店で安かったです。
マックよりも美味しかったです(笑)
EggChain
次に、ブロックチェーンを利用した卵子バンクのEggChainを訪れました。
場所は先ほどと同じで、Capital Factoryの会議室を利用させていただきました。
ブロックチェーンを利用したトラッキングシステムを用いて、遺伝子という高レベルのセキュリティを必要とする情報を扱っています。社会課題をテクノロジーで解決しようとしている精神がよく見えます。
上の写真のように、卵子バンクの市場は急激に上がってきています。国として認められたのは5年前で、ちょうど成長産業といえます。成長産業で挑戦し続けることは大切ですよね。
不妊治療を35年間研究してたメンバーや、凍結技術持ってたりするメンバーと共に、信用される、トラッキングシステムの開発を行なっています。
アクセラレータプログラムに認定されて、Capital Factoryに籍を置いています。
この会社が凄いのは、そのスピード感。昨年の2月に友達が卵子バンク使い、あまり良い経験ができなかったという体験を機にこのビジネスを考え始め、その後2ヶ月でメンバー集めから市場調査等を行い、1年でローンチ。
見習いたい早さ。
若いうちに卵子を凍結した方が良いという認識はまだまだ浸透していませんが、そういった文化やしきたり、常識を変える活動は本当にかっこいいです。
Aesthetic Integration
Imandraというクラウドベースの推論エンジンを開発しているAIのスタートアップです。
こんな感じで、対話形式で色々と説明してくれて、楽しく聞くことができました。
Imandraの名前の由来は、ロシアの湖の名前らしい。
Bumble
TinderのCEOが新たに立ち上げた企業。
こんな感じでお話を聞いてきました。
女性からアプローチを掛けていくという、今までに無い形の出会い系サービスを展開しています。
男性がデートプランを考えたり、エスコートしていくような古い出会いの概念を打ち壊したいといった想いの企業です。
そもそも、この課題が顕在なものなのか、潜在なものなのかという質問には、身近なところからアイデアがあって、実際に自分でも感じていたとのこと。
アイデアの種はやっぱり色々なところにありますよね。
みんなが気づいている課題でもなく、全く気づけない課題でもなく、言われたら確かにそれ課題だなって思えるようなものが、いい課題なんじゃないかと思います。言語化されて初めて課題だと共感できるようなもの。
ここの企業は、本当にブランディングとマーケティングがうまく、色合いやロゴなど、親しみやすく浸透しやすいものが多いです。これらのデザインは1人のデザイナーがやってるそうです。世界観の演出が本当にいいですね。デザインでうまくいくかいかないかが変わる時代ですよね。
自分の会社の世界観をうまく表現できるデザイン。難しいけど勉強したいです。
マーケティングの仕方としても、お金の使い方がすごくうまいです。
昨年度のSXSWで、デザインの良いBumbleTシャツを配り、参加者に着てもらうということをしたそう。デザイン・世界観がいいからこそできるうまいマーケティング。
このようにして知名度をあげていったそうです。
アメリカ進出したい日本企業も、ちまちまお金使って広告するぐらいなら、こんな感じで人が集まる大きなイベントで一気にお金を使った方が知名度をあげれそうだなと思いました。
また、オンラインの出会いだけでなく、リアルの場をコーディネートしているのも特徴的です。女性からアプローチしていくため、より安全なリアルな場所を提供しようと考えているそうです。
現在アメリカで順調に事業を進めていますが、次はインドに進出するそうです。
「マーケットの大きさもありますが、宗教的にも文化的にも参入障壁はとても高そうですがなぜインドなのですか?」
という質問に対し、当たり前のように、
「常識を変え、新しいカルチャーを浸透させる必要があるのに、そんなことで渋る必要はない。」
という回答が本当にかっこよく、その通りだなと思いました。
カルチャーまで変え、新しい価値を浸透させる。いまある常識・定義を疑っていくところがすごくかっこいいです。(2回目)
これこそが起業家として生きていくやりがいと楽しさなんだなと共感できました。
このSXSWでは、女性起業家が結構目立っているなと感じました。
夜ご飯はBBQへ!
ステーキもうまいけどBBQもうまい。
そんな感じで6日目も終了!毎日が楽しい!!
7日目(3/15)
この日から、Gamingが始まりました。
まず、カンファレンスへ参加
「Esports as a ervice」という面白そうな講演。
Esportsのマネタイズの話や、プレイヤーだけでなく、どのように聴衆の方を巻き込んでいくのかというお話でした。データ分析会社が講演を行なっていたので、データを根拠にした発表で、面白かったです。
その後、GameExpoに参加しました。
雰囲気はこんな感じ。TRADE SHOWの時とはまた違った雰囲気。コスプレしている人も目立ちました。
実際に新作ゲームを体験プレーをしている方々。
中でも面白そうだったのがこちら。
頭につけているコントローラーで、脳波によって操作できます。
教育にも活用されている様で、BrainTech分野の可能性は今後広がりそうですね。
また、キャラクターが個人的に好きで「BIG POTATO GAMES」という会社を好きになりました。
色合いとキャラクターが本当に可愛い。
また、ゲームだけでなく音楽も始まっていて、インタラクティブとはまた違った街の雰囲気を体験できました。
もうただただかっこいい。
街中では、こんな感じで自動演奏とかもやっていました。
世界最大のスーパーであるWalmartにも行ってきました。
色々とBIG!!!
夜ご飯には、スパゲティーを。
前に行ったレストランとまた違く、おしゃれで美味しかったです。
食事を早めに済ませ、この日はライブへ行きました。
Japan Niteという、日本の箱があり、それを見てきました。
外まで大行列で、人気の高さが伺えます。
最前列で参戦!
平均年齢16歳とは思えないうまさと熱。最高に楽しみました。
FURUTORI
独特の雰囲気と歌唱力。
これを機にファンになる人多そうです。(僕がそう。笑)
7日目終了!
だんだんと終わりが近づいてきちゃってます。
8日目(3/16)
午前中は、テキサス大学のオースティン校を探索しに行きました。
入り口綺麗すぎる。
学校内には、こんなに大きいスタジアムも。
ロングホーンズはカレッジ・フットボール(アメフト)で、全米的に強豪らしい。
学校の敷地内のジムも見学してきました。
ここ、めっちゃ広くて、体育館合計12面以上あります(笑)
ボルダリングとか、温水プールとかも。学生であれば無料で使える。最高ですね本当。
図書館も見てきました。本当に広くて、日本の大学図書館レベルがワンフロアに収まっていて、それが6Fまであるのでほぼほぼ6倍ぐらいあるんじゃないかという感じ(直感なので、正確ではありません。)
昼にはインドカレーを。頼み過ぎて本当にお腹いっぱいになりました(笑)
そのあとWhole Foodsへ。
Amazonがどんな感じでリアル店舗を活用しているかを見てきました。
こんな感じで量り売りとかが多いイメージ。
オーガニック食品を多く扱っていることもあり、健康意識高そうな人が多い(勝手な偏見。笑)
こんな感じで、primeメンバーだと特典が得られます。
これはずるい。日本でも是非。
そのあとオースティン・セントラル・ライブラリーへ。
中はこんな感じで、めちゃめちゃ綺麗です。
2018年に何かの賞をとっただとか。
館内には空間に余裕というか余白が多くあり、良い意味で無駄が多かったです。
やっぱり「余白」って大事ですね。
屋上からの景色も最高です。こういう空間すごい居心地いい
図書館が生涯学習、コミュニティ活動の拠点となるような作りになっているのはいいですね。
また、年齢でゾーニングしているのも面白かったです。
外観もこんな感じで、街の市民からも人気だそうです。
この図書館には、売店もあり、「Austin Central Libraly」の文字が入ったTシャツやトートバックが売っていました。日本語だと「新潟県立図書館」と同じですよ。ただそれだけなのに、デザインが特別良いというわけでもないのに、この図書館がオシャレなため、Tシャツもオシャレな感じがしてきます。
こういうブランディングは日本ではなかなか出来ていなく、真似をするべきだなと思いました。
夜は寿司を食べにきました。笑
これはカルフォルニアロール。日本でも有名なやつですね。アメリカの寿司、ブッとんでるメニューが多くて面白かったです。笑
夜は昨日同様ライブに行きました。
ここで知り合った方と異文化交流もしてきました(笑)
音楽の街の雰囲気最高ですね。道路もホコ天になっていて、人がわんさかです。
どこにいても音楽が聞こえてくる感じ。
楽しみつつ眠りに落ちていきました。8日目終了!
9日目(3/17)
実質の最終日です。
この日は街の雰囲気探索をしようと、キックスクーターを借りて移動していました。
オースティンへキックスクーターを導入している会社は、
の4社が参入しているようです。
Spinは、撤退した模様。
すごい便利な反面、交通ルールを守らない輩も。
今後、浸透するかどうかかは楽しみです。
ランチにはタコスを。
SXSW自体も最終日で、街の雰囲気が日常を取り戻しつつある姿に、すごい驚かされました。
本当に街をあげてのイベントだったんだなって実感することが出来ました。
オースティンは、特別な場所でも何でもなく、普通の場所に人の力で創り上げられた空間なんですね。
時間はかかると思いますが、日本でも長年かけて頑張ればできる気がしてきました。
新潟でやってやる!!
その後最後の振り返りを行いました。
同じイベントに参加していたにも関わらず、人によって見ている視点が違うのは面白く、ここでも学びは多かったです。
イベント・街づくり
まずは、このイベント、街づくりに関して。
SXSWは最初、音楽のイベントとして学生が作ったもの。初回動員数は約700人だったそうです。それが、時が経つにつれて他の業界を巻き込んで大きくなり、今では経済効果350億円以上となっています。
SXSWを皮切りに、シリコンバレーから移住してきている人も多いそうです。殺風景なカリフォルニアに比べると、オースティンは温かみのある街で、物価も相当安いです。同じような環境が整っているのであれば、移住するのも分かります。
いかにして街を巻き込み、イベントを大きくしていくのはどうやっているのか。
私も、地方創生をやりたいと考えている身なので、そういった角度からもこのイベント、街づくりを見ていました。
完全に答えが分かるようなものでもなく、分かったところでそれを新潟に応用できる訳ではありませんが、ヒントを感じました。
街の魅力
やはり、街そのものに魅力を付けないといけません。
オースティンは、際立って気候、風景、交通の便が良い訳ではありません。しかしながら、衣食住に魅力があり、治安が良いです。そして何より人が良いです。人の魅力が本当に大きく、それが街の魅力に直結していると思います。
あそこに住みたい、行きたい街だと思うような場所とうまくリンクすることで、魅力は高められるのではないかと思います。
イベントの魅力
オースティンは「何かが生まれる町」という認識をSXSWを通してつけることができています。SXSWの成長と共に町が育ってきたと言っても過言ではなく、長い期間をかけて育つイベントを続けていく努力がそこにはあったと思います。
日本ではイベントは邪魔者扱いされることが多いですが、街を巻き込んで、みんなで創り上げているイベントだからこそ、魅力が生まれているのだと思います。
シルバー人材の活躍
SXSWでは、ボランティアスタッフが5000人程いるそうですが、その多くが高齢者です。日本ではなかなか考えられませんね。。確かに、ゆったりしていて色々と話しかけてくれたりと、私は温かさを感じましたが、せっかちな日本人ではなかなか浸透しなそうな気もします。
日本ではまだ浸透していないので、こういった高齢者の方々がイベントスタッフとして活躍できる仕組みづくりも、今後出来たらいいなと思います。時間がかかるのが駄目であったら、技術でサポートするなど、やり方はたくさんありそう。
私たちも参加してきたハッカソンですが、日本とやり方というか、形式的にはほとんど同じでした。しかしながら違う点としては、サービスとして実用化に直結するものが多いという点です。つまり、ハッカソンのためだけの開発ではなく、これを機に本当に実用化しようと考えているものが本当に多かったです。というのも、ハッカソンにおいて評価の高かったものは、そのまま投資のお話が来たり、スポンサー企業と連携してそのまま開発を継続するといったケースも出てくるそうです。Startup Weekendに近い気がします。
また、日本のハッカー(情報セキュリティにおけるクラッカー的意味ではなく、コンピュータに深く関わる者)はアートと距離があります。世界的には、コンピュータ × アートの分野で活躍している人が多くいて、日本でもアーティストハッカーのような人がもっと多くなっても良いのではないかと思います。
日本は、本当に技術が大好きで、ユーザーの笑顔が見えない開発をしている人も多くいます。ハッカソンがただの技術アピールになってしまっていることも多いです。これはアメリカでも似たようなところでもありましたが、ユーザーを第1に考えるのを忘れないことが大切です。
日本が世界で勝つためには
Bunbleの時にも思ったことですが、人が多く集まるところでただ展示するだけでなく、課題を解決する体験をそこでさせるのが重要。
大きなイベントで、使ってみてもらうのが一番。例えば、日本酒に関するサービスを作ったとしたら、新潟で開催される「酒の陣」で使ってもらってみたりするのがいいのでは。Strolyとかは、地図を実際に出していて、良い見せ方だったと思います。
そして最後の晩餐へ。
最後はやぱりステーキ!
最高でした😋
9日目終了!
最終日(3/18-19)
朝の5時に集合し、帰路につき始めました。
9時にバーグストロム国際空港を出て、12時にオヘア空港到着。
それから空港で5時間待機。
17時に羽田空港へ向けて出発しました。
帰りの飛行時間は13時間30分程度。。長すぎる!!
帰りの飛行機では、
を観ました。(どうでもいい情報再び!)
「億男」のお金に関しての表現がとても好きで、自分の考えている世界と似ていたので、どハマりしました。もう一度見たい。
帰国!! (@ 国際線ターミナル in 大田区, 東京都) https://t.co/WCcUfBIlAw
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月19日
こんな感じで無事に全日程を終了し、帰国することができました!
今度は19日がほとんどなかった!!日付変更線ってすごい。
後泊をさせていただきました。時差ボケで全然寝れませんでしたが。。
次の日の早朝の写真ですが、こういう新しい何かが始まりそうな、わくわくする感じが本当に好きです。
抱負
いつもは感想を書いていますが、感想はところどころに書いてあるので、代わりに今後の抱負を書いていきたいと思います。
現在、Makers Universityに4期生として参加させていただいています。
僕のやりたいこととしては、大きな枠組みで表現すると地方創生です。
群馬県出身で大学から新潟に住み、ずっと田舎にいたからこそ、やっぱりやりたいです。
何をするの?とか、どうやるの?とか色々質問あるとは思いますが、ここでは多くは語らないので、飲みにいった時に聞いてください🍻(飲み誘ってください🍺♪)
具体的には、今までやってきたIT分野を使って色々とやっていきます。夏前までに会社を作り、色々と動き続けます。
様々な方に協力して頂く必要があると思うので、これからもご協力よろしくお願い致します🙇♂️
おわりに
まず、一緒に旅をしていただいた11人みんなに感謝を言いたいです。
イベントに関してだけでなく、色々な場所で人生相談をしていただいたり、自分の悩みに関して本気でアドバイスをしていただけたりと、たわいもない会話でも楽しかったです。
中でも自分の心にぐさっときた言葉があります。
自分の登る山が決められないと悩んでいた僕に、山じゃなくて川が自分の人生な気がする。支流が、気づいたら本流だっり、流れ着いた先に街があったりとか。
とにかくやり続けるしかないですね。悩むものでもない気がしてきて、やり続けていれば見えてくるものがあるのだと。
そして、人生に大きな影響を与えてくれた派遣をさせていただいたNICTにもものすごく感謝しています。
ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございます🙏
(誤字脱字多そうなので、何かありましたらご連絡くださいっ!)
学生エンジニアが深センに行くということ
ジースタイラスさんの「Tech Quest -Shenzeng-」で中国の深圳を調査してきました。
目次
Tech Quest -Shenzeng-とは
逆求人フェスティバルでお世話になっているジースタイラスさんのプログラムです。
2018/11/18 Tech Quest -Shenzeng- 〜人類史上最速成長都市・深センをQuestせよ〜|逆求人フェスティバル
元々深センは研究室の友人と「行ってみよう!」と話していたので、こんなプログラム応募するしかないでしょ!ということで応募しました。
研究室の友人は結局一緒に行けませんでしたが、、笑
選考
面接を一回行いました。
その後参加が確定してから、ジースタイラスの代表の方とお話しました。
倍率がどのくらいだったのかは分かりません。
準備
こちらのサイトを主に利用させていただき、色々と調べました。
本当に分かりやすく、現地に住んでいる日本人のコミュニティなので、リアルな情報を調べることができました。
中国には「金盾」があり、LINEとかGoogleサービスとかが使えないのですが、こちらのSIMカードは通信できます。
こちらを購入しました。
旅
旅行記のようなものを旅行中に書いていたので、そちらをご覧ください。
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目ー最終日
レポート
今回私は、「中国で起業家が多く誕生する理由」というテーマで調査してきました。
調査内容をまとめてブログに書きましたのでこちらをご覧ください。
感想
自分の中で明確に「これをしていきたい!」というものが出てきたという訳ではありませんが、スピード感であったり、人々の様子から、感じる情報量は本当に多く、いい意味での刺激をたくさん受け、たくさんのことが勉強できました。
将来的にグローバルに自分がなっていくかどうかは分かりませんが、ここで得たことは絶対に活きてくると確信しています。
ただ単に物作りをするのではなく、未来をみて、革新的なものを作っていくイノベーターになっていきたいです。
おわりに
無料で行きたかった場所への"キップ"をくださったジースタイラスさん、本当にありがとうございました。特にサポートしていただいた澁谷さん、高橋さん、本当にありがとうございました。
また、事前サポートならびに現地サポートをしていただいたTencentの岩瀬さん、本当にありがとうございます。
この経験を活かして頑張っていきます!!
中国で起業家が多く誕生する理由
中国の深センに行ってきて、調査してきたレポートとなります。
具体的な旅に関してはこちらをご覧ください。
目次
基本情報
まず初めに、基本情報を共有致します。
中国
面積:約960万㎢(日本の約26倍)
人口:約13.90億人
深セン
面積:約2000㎢
人口:約1250万人
事実確認
- 中国のスタートアップ企業の数は、人口の割合から見て特別多い訳ではない(※国によって統計データが異なるため、参考程度)
- 影響力のある会社は都心部に集まる傾向にあり、国土面積が広いため経済効果の差が激しい
事実確認としてスタートアップ企業の統計データを示します。
中小企業庁の「中小企業白書」によると、日本の年間の起業件数は約20万件で、そのうち会社化したものが 24%とのことなので、年間の法人起業件数は5万社と考えられます。
環境
事実
「VC資金力の優勢」
インターネット記事引用
現在の日本では、いくら若者が起業したくても、それをバックアップしてくれるVCが日本に多く存在しません。日本のベンチャー投資が少ないのは、リスクの高いビジネスへの資金供給に及び腰な「文化」があることも大きいとされます。しかし、革新的な技術を掲げて市場へ果敢にチャレンジするベンチャーが多く現れなければ、日本経済全体を力強い成⻑軌道に乗せることはできません。中国と比べると、日本には創業意欲を持つ若者が少なく、現状に安住しがちな「草食系」が増えています。これに加え、ベンチャーキャピタル(VC)の不在という問題点も日本には存在しています。
起因
「国の政策と起業支援」
中国は発展途上国であるため、かつての中国マーケットには多くの突破口が存在しました。2010年以前はパソコンの時代で、各種SNS、音楽等さまざまなプラットフォームが人々のニーズであるのにも関わらず空白の状況で、ユーザーを囲むのに最適な時期でした。パソコンの時代からスマートフォンの時代へシフトするタイミングも同じで、先手必勝に近い形で多くの起業家がチャンスをものにしました。
現在中国を代表するグローバルフォーチュンにランクインする企業を見ると、中国のIT ビジネスの多くは米国や他国のビジネスモデルを基に開発が行われており、近年となってオリジナリティーのあるプロダクトも生まれるようになりました。つまり簡単に言えば海外のビジネスモデルの複製です。遮断するという政策があったからこそ、他国と肩を並べる企業が産み出されたのではないかと考えられます。
今後
「VC投資の動向」
- 中国市場の特徴としてBtoBをメインとする企業の数が全体の2%未満で、重視されていない
- スタートアップ企業の熱は、大手IT企業が大半のシェアを占めるBtoC市場からブルーオーシャンであるBtoB市場へシフト
理由として考えられるのはVCがBtoB市場よりもBtoC市場を重視していることが原因と考えられます。BtoBビジネスは企業からすれば⻑期的なマラソンであり、主な役割として他の企業の情報処理やマネジメントの効率化がメインで、徐々に「制度の設立」をしながらも収穫をとるのが特徴です。発展途上中の中国の得意分野であり、強みでもある激戦区のIT領域では、結果が短期間でハッキリと数字として現れるかが継続的に融資を獲得する非常に重要な要素で、BtoCビジネスによって成し遂げる爆発的な成⻑に資金を提供していました。しかし、近年は状況が一転し、BtoC市場の成熟により顧客の数と市場のサービスの未発達でチャンスが溢れていた中国市場は爆発的な成⻑期から安定期に移りつつあります。そこで現在の中国ではBtoC領域の伸び代の限度を見据えた多くの企業がBtoB市場進出へと、新たな方向性へと転換をし始めています。
パブリックイメージ
「大手企業の経営者は社会的に認知度が高く、ポジティブな思想家が多く、夢と希望を与える存在であるため、人々から親しみやすい」
中国IT企業の経営者はメディアなどで取り上げられる事が多く、サービスを利用した事のある国⺠の殆どに認知されています。中でも露出の機会が多く、存在感の際立つのがAlibaba創業者のジャック・マー氏です。彼は英語堪能で過去に教師を務めていた経験からプレゼンテーションスキルが非常に高く、彼の幼少期の失敗から億万⻑者になるまでのストーリーは非常に勇気付けられるものがあり、凡人が莫大な資産(個人資産額3兆円弱)を手にするまでの成功談が若者やIT従業者に夢と希望を与えています。このように中国では成⻑スピードが早く、人々が常に触れるITサービスの経営者は富と名誉の象徴として国⺠に認識されています。国民性
まとめ
参考文献
- 深圳市統計局
- 中小企業白書
- 世界企業番付(日本語版)
- 世界企業番付(中国版)
- 2018年中国全土起業レポート
- 改善するわが国のスタートアップ事業環境
https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/jrireview/pdf/10154.pdf
謝辞
今回このレポートを書くにあたり、協力していただいたTencentの岩瀬さん(Kota Iwase | Facebook)、本当にありがとうございました。
さいごに
正確なデータを信頼できると思われる情報ソースから入手した情報・データに基づき作成していますが、正確性、信頼性等の全てを保証するものではありません。
個人的な見解もあります。ご指摘ありましたらよろしくお願いいたします。
さいごまでご覧いただきありがとうございます!
深セン旅行記5日目ー最終日 〜大芬油画村、帰国〜
とりあえずの旅の記録です。
前日の記事はこちら。
上手に撮れた『老街』
5日目です。
と言いたいところですが、、
熱は下がりません。。
1日休暇を取ることに。
ブログを書いたりレポートの準備をしたり、開発したりしていました。
夜には大分よくなりました。
大分体調良くなったンゴ!
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年2月1日
しっかりサッカー日本代表を観戦しました。笑
ちなみに、中国からちゃんと観戦してました。
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年2月1日
くそ。。 pic.twitter.com/XAz3FHR3sL
6日目です。
体調も良くなってきたので、行ってみたかった『大芬油画村』へ。
こんな感じで、一体全部が絵画店といった感じ。
今までの地域よりは田舎だと感じました。決算は相変わらずQRコードで出来ますね。
どこのお店入っても絵が綺麗すぎる、、!
お土産に2枚買って帰りました。(小さいのをw)
ここに美術館もあり、鑑賞してきました。
入場は無料でした。
油絵いいですね。
街全体も油絵の匂いが。独特でした。
ちょっと前の中国っぽい。綺麗な絵。。
路地とか行くとこういう雰囲気の場所まだまだありますが。
体調が悪化しないように早めに帰宅し、ブログをせっせと!
そんな感じで6日目終了。
最終日です。
飛行機が13:15だったので、朝早くから移動しました。
前回の記事の写真は全然人いませんでしたが、地鉄は大体こんな感じぐらい混んでます。
いざ出国!
飛行機からの景色も綺麗!
そういえば、帰国しました! (@ 成田国際空港 in 成田市, 千葉県) https://t.co/n25ZnimoJV pic.twitter.com/GlDUlZyhA0
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年2月3日
無事に帰国しました。
今回貴重な経験をさせていただく機会を与えていただいたジースタイラスさん、本当にありがとうございます!
レポートやまとめ等はまた後日書かせていただきます!
Bye!👋