『日本酒学』第9回 ー新潟大学ー
新潟大学で開講されている『日本酒学』の第9回です。
みなさんお久しぶりです!
更新が遅くなりすみません。
第8回の記事はこちらをご覧ください。
今回のテーマは
『日本酒の経済学・経営学 〜日本酒の海外展開と日本酒の高付加価値化への挑戦〜』
講師の方は、新潟大学経済学部の准教授である岸保行さんです。
目次
本当に申し訳ないのですが今回本業である研究が忙しすぎて、講義を聴きに行くことが出来ませんでした、、😭🙏
今回はレジュメを見て自分なりに書いていきます。内容薄くなってしまいすみません。
それにしてもドンピシャで面白そうな講義。。悔しい。
海外との関わり
データ
まず、日本酒の輸出に関してです。
SAKETIMESさんの記事を参考にさせていただいていますが、日本酒の輸出はここ10年間で量・金ともに増加しています。
国別に見るとアメリカが1番多く、次いでアジア圏(香港・中国・韓国・台湾)が多いです。ここまでで約75%をも占めています。
フランスやイタリアといったヨーロッパは、文化が厚いためなかなか異文化が入りにくいそうです。
次に、海外における日本食レストランの数についてです。
農林水産省のHPに2017年のデータが載っていました。今こんな感じらしいです。
思ったより多いですね。
日本食レストランがあるということは、日本酒が提供されてると考えていいと思います。韓国では、安い日本酒を出しているそうです。
海外の日本酒市場の特徴として、
- ハイエンド :日本から輸出される高級日本酒(特定名称酒)
- ボリュームゾーン :日本から輸出されるパック酒・ナショナルブランドが現地で生産する特定名称酒
- ローエンド :ナショナルブランドが現地で生産する普通酒
こんな感じで、日本から輸出されるうまい酒はなかなか出回ってなさそうですね。
海外展開のために
海外で日本酒を売るためのアイデアは色々と実践しているようです。いくつか紹介していきます。
塩川酒造さんは、食べ合わせを意識したラベルにしています。この記事が分かり易かったです🙂
近藤酒造さんの「MIROKU」は、ワインボトルに日本酒を充填しています。
また、食事とのマッチングを意識した商品開発も進んでおり、今代司酒造さんの牡蠣のための日本酒や苗場酒造さんのカレーに合う日本酒など、面白い日本酒も出てきています。
さらに、ワイン酵母を使用した日本酒や、ビンテージを意識した日本酒など、多種多様な方面へチャレンジしている様子が見れます。
ワインとの比較
ワイン発祥の国であるフランスには、ソムリエというワインに関する高度な知識をもつ国家資格を持った人が多くいますが、日本では日本酒に関しては、レストランの日本酒担当者やバイヤーが日本酒と食事の組み合わせを学習している段階です。
価格設定のスタイル
日本酒の価格設定は原価積み上げ方式(小売り希望価格方式)であるプロダクト・アウトの発想ですが、ワインでは市場価値方式であるマーケット・インの発想で価格を設定しています。
やっぱり日本酒は本当に安いですよね。
あんなに手間暇かけて造っているのでもっと高くてもいいと思います。
「価値」づくり
今後日本酒の「価値」をつくっていくためにも、それぞれの段階で価値づくりをする必要があります。
「原料」での価値づくり
農業モデルから工業モデルへの移行で価値を生んでいく。
「造り」での価値づくり
伝統製法に回帰することで、価値を生んでいく。
「製品」での価値づくり
組み合わせが価値を生む。
- 日本酒×アウトドア
- 日本酒×女性
- 日本酒×錦鯉 等
「流通・販売」での価値づくり
ただ造った酒を卸すのではなく、酒造見学と掛け合わせたり、製造におけるストーリーを売っていく必要があります。
日本酒が世界で消費されるようになると、様々な革新が生まれてきます。そこで、コトとモノが組み合わさって日本酒の価値は高められると思います。
さいごに
やっぱり、ストーリーでモノを売っていくのは本当に大切ですね。
今回本当に薄っぺらくなってしまった。。
申し訳ない、、🙏
授業ちゃんと聞きにいけばもっと詳しく面白いお話聞けただろうと思うと悔しいですね😭
研究の傍気分転換で行けるぐらいゆとりほしい。笑
色々頑張ります…💪
第10回の記事はこちらです!!