『日本酒学』第3回 ー新潟大学ー
新潟大学で開講されている『日本酒学』の第3回です。
第2回の記事はこちらをご覧ください。
この記事で、ありのままを書きすぎたところ著作権の公衆送信権に関して少し怒られまして、、(苦笑
僕の中で噛み砕いた内容を書いていきたいと思います!(噛み砕くもなにもない気もしますが、、)
今回のテーマは
『日本酒と税金』
目次
国税庁に関して
日本酒と税は深く関連していて、今回はそのお話です。
まず、そもそもの国税庁という組織に関してのお話がありました。
任務と使命
こちらのページにも書いてありますが、適切で公平な税の徴収を実現するための組織です。
税収構造の推移
税収の構成に関するお話がありました。
グラフは載せていないのですが、明治30年に1億円だった税収は、平成30年には638,003億円になっています。
また、税収における酒税の割合が面白く、明治30年に30.8%だった割合は、平成30年に2.1%になっています。少なくなってはいますが、収入は多くなっています。(当たり前ですが、、笑)
昔は酒税が本当に大きい意味を成していたんですね。酒税が国を支えていたんですね。
平成30年の酒税は13,110億円で、内訳はビールが最も多く、清酒(日本酒)は602億円です。
酒税は景気の影響を受けにくいため、国にとっても安定収入になります。
酒税の歴史に関してのお話もありました。室町時代に足利義満が壺単位で税を取っていたことが発端だそうです。
江戸時代から免許がないと作れないようになり、酒造株制度として税を取っていたようです。
明治時代から近代的な税が誕生し、醸造税がうまれました。
密造酒の取り締まりに関するお話として宮沢賢治も小説を書いています。
酒税の課税数量の推移としては、清酒は、平成元年に1,353億円(全体の15.4%)だったものが、平成29年には525億円(全体の6%)となっています。
平成に入ってからは酒税自体の収入額は徐々に減ってきていますが、清酒に関しては特に下がってきちゃっています。免許の数も2494場だったものが1755場と、700〜800場も減っています。
日本産の酒類は年々輸出額は増加していて、清酒の輸出も8年連続上がってきています。
輸出先ランキングは
- アメリカ
- 香港
- 中国
となっています。
全国の1割が新潟からの輸出で、新潟県内の7割の酒造が輸出をしています。
酒税の概要
そもそもなぜ酒から税金を取るかの根拠
- 生活のための必需品ではないから
- 医療費や、世間に迷惑をかけないため
- 消費量が多く、収入に関係ないから
- 景気の影響を受けにくいから
酒税の特色
- 製造・販売業に関する免許制度
- 酒の種類によって税率が違う
- 罰則規定が厳格(けっこう厳しい)
免許制度を取っているのは、お酒は高い税金をかけているため、税への転嫁を容易にする目的があります。また、検査をしっかりするためでもあります。
高いお酒買える人は高い収入だろって感じで税金も決まっているそうです。(噛み砕きすぎたかも。笑)
酒類の定義・分類
定義
- アルコール分1度以上の飲料
粉末状で水を加えるとアルコールになるものも含まれるそうです。摂氏15度において測るそうです。
分類
- 発泡性酒類:1、ビール、2、発泡酒
- 醸造酒類:3、清酒、4、果実酒、5、その他の醸造酒
- 蒸留酒類:6、連続式蒸留焼酎、7、単式蒸留焼酎、8、ウイスキー、9、ブランデー、10、原料用アルコール、11、スピリッツ
- 混成酒類:12、合成清酒、13、みりん、14、甘味果実酒、15リキュール、16粉末酒、17、雑酒
品目においてグレーゾーンというものは全くなく、非常に厳格です。各品目における、原料、製造方法に関する概要も決まっています。
清酒の定義
前回と同じお話ですね。
原料と製法によって厳格に決まっています。
昔あった三増酒っていうもの(僕は知らない)はもうなくなっているそうです。
製造免許に関して
- 人的要件 過去に犯罪歴や税金の未納がないかどうか。
- 場所的要件 検査取り締まり上、製造場と販売場が合わさっていないかどうかなどの要件。
- 経営基礎要件 その会社が潰れないかどうか。
- 需要調整要件 需要が少ないと許可が出にくい。
- 技術・設備要件 設備がしっかりしているか。酒造り経験をしっかりしてきたかどうか。
需要によっても許可が出にくいっていうのはなかなか面白い要件だなと思いました。
とりあえず申請で許可が出るものではないというのは分かりました。
酒の種類のよっても税率は変わります。
ビール本当に高いんですね(笑)。あまり実感していませんでした。(販売額の約4割ぐらい税金)清酒は2割ぐらいですね。
税収の未来はこんな感じだそうです。(税収改正)
https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2017/explanation/pdf/p0919-0950.pdf
ラベルに関する表示
- 特定名称(吟醸、純米、本醸造等)
- 品目(清酒or日本酒)
- 原料米の品種
- 製造者の名称及び製造場所在地
- アルコール分
- 原材料名(水は書かない)
- 精米歩合(特定名称酒の場合のみ)
- 内容量
- 製造時期
- 未成年者飲酒防止の注意
こんな感じでラベル表示も決まっています。裏ラベルも面白いそうなので見てみるといいですね。飲みやすさ等の評価が書いてあります。
そこで出てくるのが日本酒度という概念。清酒の比重を示していて、甘口辛口を決めています。
こちらを参考に。
最後に「お酒の地理的表示(GI)」に関してのお話がありました。
お酒のブランドを決める表示です。新潟はまだないので、こういうところをきっちりしておくのもいいのではないかと思いました。
さいごに
税が関係してくるため、お酒は全てが厳格に決まっているんだなと感じました。
昔の日本を支えていたのは酒っていうところがあまり実感ないですが、日本酒と税は切っても話せないんですね。
第4回の記事はこちらです。
『日本酒学』第2回 ー新潟大学ー
新潟大学で開講されている世界初の学問『日本酒学』の第2回です。
第1回の記事はこちらをご覧ください。
今回のテーマは
『日本酒とは① ~米から醸される世界の酒~ 』
講師の方は、新潟県酒造組合、副会長の平田大さんです。
目次
基礎知識
前半は日本酒に関する基礎知識のお話です。
基礎知識といえど、化学のお話が主なもので、僕にはちょっと難しかったです。笑
前半の講義をまとめると、
- だからこそ、日本酒にとって水が超重要。
こんな感じです。(笑)
水の大切さ
水の性質に関して
- 水分子は部分的に電荷を持つ
- 水分子は多様な物質を溶解出来る
- 部分的に電解することによって、水同士も相互作用
- 特異な相変換
日本酒は水商売と呼ばれていたそうです。(本当かな?w)
酒屋は良質な水を求めに行っていました。
理由としても、日本酒の80%は水で出来ているからです。
名水の基準
- ph中性
- 臭気-
- 硬度<50ppm
- 細菌群-
- 天然水・地下水
- 有機物消費<1.5
- Fe<0.02
- Cl-<50
アメリカ硬度(CaCo3, mg/L)=ドイツ硬度(CaO, mg/100mL)×17.8
世界保健機関WHOの基準では軟水や硬水に関しては図のように定義されていて、新潟は他の日本の地域と比べると軟水に近いそうです。
硬度が高いと発酵が強くなり、また変わった味になるとか。
水にあった酒造りが、色々な地域で行われているため、多様性が生まれてきています。
雪の重要性
- 空気の浄化作用
- 低温
- 保温
空気が綺麗なのが重要。案外、温度を下げるのが難しいとのこと、また、発酵は温度変化を嫌うそうです。
香味に関与する物質
味覚は以下のように分類されるそうです。
醸造微生物(糸状菌/酵母)
糸状菌(カビ)
日本酒には麹菌が使われます。
麹菌は酵素を生産します。
酵母には何種類かあります。
発酵することで、エタノールが生成されます。
前半の基礎知識終了です。
僕にとっては全然基礎ではなかったですw
世界の酒(比較論)
全くお酒に関する知識を持たずにいつもバカみたいに飲んでいたので、作り方の学びは本当に面白かったです!
うんちく語れそうです(笑)
出てくる図なのですが、スライドを参考に自分で作りました。(結構時間かかってしまった。。)間違っていたら教えてください🙏
酒の定義
そもそもお酒って何でしょうか?
提議としては
酒類の分類
清酒の定義
世界の分布はこんな感じだそうです。(これも作った。笑)
清酒の製造方法
ポイントなのは、「並行複発酵」なところです。
デンプンを糖に変える「糖化」と、等をエタノールに変える「アルコール発酵」が同時に行われます。
下の図が同時に行われるんですね。
アルコール度数が高くなるという特徴があります。
これに関しては、こちらが分かりやすかったので。
ビールの製造方法
ビールは清酒と違い、単行複発酵(単行糖化発酵)です。
そのため、アルコール度数はそこまで上がりません。
ビールの酵母は2種類あります
- 下面発酵酵母
- 上面発酵酵母
英国(エール・スタウト)など
気泡吸着性 → 発酵中に泡に付着して浮く
ビール好きなので、知れて良かったです!
ワインの製造方法
ロゼワインが一番衝撃的でした。笑
知らなかった、、
蒸留酒の製造方法
それぞれのお酒の歴史も駆け足で教えていただきました。
すごい、パワポで作った感満載の図ですみません(笑)
さいごに
今回は、基礎知識と言えど、日本酒に関しては全くの無知で、化学に関しても詳しくなかったので、なかなか面白く聞くことができました。
この基礎知識だけで結構収穫大きかったです。(化学に関しては難しくて完全に理解していませんが、、汗)
「日本酒といえば新潟」と世界から認知されるような学問にしたいという想い、いいですよねー。
海外の人に「Niigata」って言ってもだいたい通じませんからね。日本に1年ぐらい住んでた人に聞いても分からないって結構悲しいですよね。
来週も楽しくInputして、Outputしていきます!
お読みいただきありがとうございました🙇♂️
第3回の記事はこちらです。
世界初の学問『日本酒学』を受講?します! -新潟大学ー
新潟大学で世界初の試みとなる「日本酒学(Sakeology)」が昨年度から開校されました。
日本酒には可能性があって面白いなと最近やっと気づきました。笑
せっかく酒の国 “新潟” にいるのでしっかり勉強しようと思い受講しようとしました。
しかしながら、、大学院生はそもそも受講できないとのこと。。
席が空いていれば聞いていいよと言われたので、こっそり受講していきたいと思います!(単位はもちろん出ません。。)
目次
日本酒学とは
2018年の4月に新潟大学で、世界で初めて作られた学問です。
様々な分野の人が交わることができる学問、こんなに楽しそうな学問他にはないですよね。
多角的な視点が入った学問にしたいという想いもあるそうです。
しっかり学んでいきたいと思います。
新潟大学ではターム制(1年で4ターム)を導入しているため、2タームにかけて講義が行われます。講義の具体的概要は以下の通りです。
日本酒学A-1
- 日本酒学の成り立ち(新潟大学「日本酒学」と新潟清酒業界の取り組み) 高橋均(新潟大学・理事)、大平俊治(新潟県酒造組合・会長)
- 日本酒とは① ~米から醸される世界の酒~ 平田大(新潟県酒造組合・副会長)、鈴木一史(新潟大学農学部・准教授)
- 日本酒のマナー 渡辺英雄(新潟大学法学部・助手)
- 日本酒とは② ~製造方法の基礎~ 金桶光起(新潟県醸造試験場・場長)、城斗志夫(新潟大学農学部・教授)
- 日本酒の地域性 金桶光起(新潟県醸造試験場・場長)
- 日本酒の歴史 後藤奈美(酒類総合研究所・理事長)
- 日本酒と料亭・花街の文化 岡崎篤行(新潟大学工学部・教授)
- 期末試験
日本酒学A-2
- 日本酒と食~フードペアリング、官能と科学~ 伏木亨(龍谷大学・教授)
- 日本酒の経済学・経営学 伊藤亮司(新潟大学農学部・助教)、岸保行(新潟大学経済学部・准教授)
- アルコールと脳 武井延之(新潟大学脳研究所・准教授)
- 日本酒のマナー 渡辺英雄(新潟大学法学部・助手)
- 日本の酒類のグローバル化~日本酒とビール・ウイスキーとの比較~ 都留康(一橋大学・教授)
- 日本酒と健康 伊豆英恵(酒類総合研究所・主任研究員)
- 日本酒を世界へ伝える方法 Andrew WHITAKER(新潟大学農学部・准教授)、田中洋介(今代司酒造(株)社長)
- 期末試験
コンテンツ内容が本当に面白そう!!
楽しみです!!!
参考文献はこちらだそうです。
早速ポチりました。
新潟の酒をまず知らないと!
講義
今日は、初回の講義です。
講義は、センター長の挨拶に始まり、新潟県酒造組合の会長さんのお話、そして講義のガイダンスが行われました。
日本酒学開講にあたり
センター長の高橋均さんからお話をいただきました。
そもそも、日本酒学センターとはなんぞやというところは、こちらをご覧ください。
このセンター設立の経緯、その想いを述べられていました。
その中でも日本酒には様々な角度からの楽しさがあるというところを本当に楽しそうに述べていて、聞いていて僕もわくわくしてきました。
新潟の酒の注目度は集客を見れば分かります。
「にいがた酒の陣」では、2日で14万人もの集客をしています。
日本酒学は世界で初めての学問なのですが、世界ではすでにワイン学というものがあったり、日本だと、鹿児島大学が「焼酎・発酵学教育研究センター」というセンターで焼酎に関しての学びが出来たりします。
日本酒学に関連する学問としては、
- 醸造学(Zymurgy)
- 発酵学(Fermentology)
が挙げられます。
新潟大学は国際交流として、フランスのボルドー大学と連携しました。
他のお酒からも学びを得ようとしています。
私はフランスに行ったことはないのですが、高橋さん曰く、新潟とボルドーはどこを見渡しても田んぼ(ぶどう畑)という点で似ているそう。笑
それなのにボルドーではブドウ農園の見学からワイナリー見学等、日本より地域的にうまく活かせていると思います。
そればかりか、ボルドーより新潟の方が日本酒の製造に関しては手間暇かけてるそうです。
やっぱりストーリーでモノの価値を高める必要ありますね。
「気候は運べない」というキーワードも面白かったです。
私は新潟に来て6年目ですけど、新潟のことが本当に好きになっています。
6年でも好きになれる土地ですね!
新潟来た時は、快晴がほとんどないところ嫌いだったけど、最近曇り空も好きになってきてる。
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年4月10日
この講義、今年で2年目だったのですが、昨年と同様800人以上の応募があり、2年目にしても注目の様子が伺えます。定員が300人なので、倍率は2.5倍ぐらいですね。
新潟における日本酒の現状
新潟県酒造組合の会長である、緑川酒造の大平俊治会長からお言葉をいただきました。
新潟における日本酒の現状を説明していただきました。
- 新潟県のシェア(国内出荷量)は第3位(8.1%)
- 海外輸出は好調
- 高品質清酒出荷量第1位
- 酒造メーカー数第1位
- 日本唯一「日本酒」単独の県立機関(醸造試験場)
- 日本唯一酒造組合立教育機関(新潟清酒学校)
新潟は、高級なモノ売るようになってきているそうです。それが売上総数の増加に繋がってきています。
日本酒の世界では、“新潟”が環境面でどう考えてもナンバーワンだそうです。
「日本酒ってかっこ悪いものなの?」
大平さん自身も、罰ゲームで飲ませられた経験もあるそうで、ビールやワイン、ウイスキーと比べて劣っているもの?なのと問いていました。
海外の人は日本酒をすごいリスペクトしてくれるそうです。
自国の酒なので愛していかないとダメですね!飲みましょう!!
「夢のある仕事だ」
日本酒は、世界的にもすごいお酒で、最も複雑な工程を得て作られているお酒だそうです。
世界から見たら危ない酵母と麹菌を操って美味しいものを作るという、芸術性や作る楽しさがあるそうです。
だからこそ世界からリスペクトされているんですね。
また、当たり前のようですが、日本酒は日本だけのものです。
ビールとかワインはどこでも作れるため、他の酒とは絶対に違うオリジナルなものです。
他の県とも、新潟県は違うそうです。
- 米は五百万石を開発
- 水は軟水で飲水。(普通は硬水だそう)
- 技術の伝承
- 醸造試験場の活用
- 技術屋の集合体の育成
- 高品質化へ移行
具体的にこんなところが挙げられるそう。
「日本酒学を1年やってどう変化が起きたか」
- 世界の目が変わる(大学に関してニュースが増える)
- 他大学との連携が増える(ボルドー大、その他)
- 先生の交流が増える
- 地方創生の時代にかなっている
- 成功させると大学の雰囲気が変わってくる
- 無限の可能性が皆を待っている
このお話、なかなか楽しかったです。
この分野、海外からの反応がすごいあるそうです。海外を見てから日本酒学を学ぶと、さらに面白くなり、可能性も分かると思います。そして、海外の学生とも交流しないといけませんね!
「新潟大学が世界と渡り合う世界を見たい」
これめっちゃやりたい。成し遂げたい。新潟を世界へ。
日本酒は輸出が多くなっています。8年連続で上昇。今から爆発するのは間違いありません。
今まで外にあんまり出ていなかった日本酒が外に出て行った際に、壁にぶち当たります。
ワインだと、ワイン学、歴史や文化、学びが既にあるので、大きな後ろ盾となっています。
日本酒には歴史はあるものの、こういった文化や学びは作れていません。ここをしっかりやるための日本酒学です。また、学びだけじゃなくて文化も作っていかないといけませんね。
ここさえやっちゃえば、ビジネスチャンスはめっちゃあり、世界でも戦えます。
海外行ってみて初めてわかった自分たちの価値。
当たり前のものを外から見ると、実は価値があるということは多いです。灯台下暗しですね。
これは地方創生でも同じ。
チャンスは広げていかないと。
一気にいかないといけませんね。
学んだ後のアクションを考えていきたいです。
ガイダンス
これからの授業の進め方と、履修に関する説明も。
やはり、抽選で落ちた人の中にはどうしても受けたいとの旨を伝えている学生も多い模様。ここに関しては思う節は後で書きます。
自分も、単位はいらないし、ただ日本酒に関してインプットしようと思っていたのですが、、
日本酒学Bという楽しそうな集中講義の履修には、日本酒学A-1、日本酒学A-2の履修が必要だそう。。
日本酒学B
- きき酒基礎編 官能検査法ときき酒の理論
- きき酒基礎編 におい、アルコール、日本酒度、甘味、酸度の識別
- きき酒応用編 マッチングによる香味特性の記憶と識別
- 日本酒からの地域活性化 ~農業から酒蔵ツーリズム~
- 県内酒蔵での実習
- ディスカッション
- 日本酒のマナー
講師:金桶光起(新潟県醸造試験場・場長)、佐藤圭吾(新潟県醸造試験場・専門研究員)、栗林喬(新潟県醸造試験場・主任研究員)、近藤伸一(新潟県酒造組合・副会長)、平島 健(新潟県酒造組合・副会長)、他
実際に学んだことを、外に出てでさらに考えを深めるような講義です。これ本当に受けたい。。
感想
今日は導入だけだったのですが、それでも日本酒の可能性、新潟の可能性を改めて感じれて、これから学べることも楽しみです!
しかしながら、、
多角的な視点が入った学問にしたいと言いつつ、学部生のレベルでの多角性でいいのかなと少し疑問に思いました。
世界で渡り合うためには、院生も受講できて、色々と考えれた方がいいのではないかと思いました。
ここから、新しいイノベーションが生まれるかもしれません。
そもそも制度で院生って教養科目取れなんですかね、、?同じ大学の学生なのに。。
同じ授業料支払っている身なので変えていただきたいですね。
そして、そもそも世界で戦う学問・大学を目指すなら、受講段階で抽選じゃなくて選抜するべき。
800人の応募といえど、楽な単位と思われて集まってるという可能性もあります。本当に興味のある学生をいかに受講させて、世界に羽ばたかせていくかが重要だと思います。
僕は新潟大学、そして日本酒学の可能性を感じたからこそ本気で願っています。
もっと世界見て、日本から発信していき、世界と戦いたいですよね。
新潟大学の人!!誰よりも学ぶ意思は高いと思っています!!
よろしくお願いします!!
次回からも講義楽しみにしています!
第2回の記事はこちらです。
モノづくりの街 『燕三条』 を見てきたお話
素敵な出会いがあり、新潟県にあるモノづくりの街「燕三条」を視察させていただきました。
色々と感じたことがあったので、メモとして残しておきます。
目次
燕三条
有名な場所であるとは思っていますが、新潟をよく知らない人も多いと思うので、燕三条の基礎知識を書いておきます。
場所はこちら。ちょいっと見にくくすみません。。これは燕市ですね。
新潟市からも近く、海にも近く、山にも近い。いい環境です。
僕、やっぱり田舎が好きです。
上越新幹線ですと、燕三条駅があります。ぜひお越しください!!(誰。笑)
今回は燕市を色々と視察してきました。
それでも、3300もの工場があるそうです。
産業の歴史等はこちらで。
モノづくりに対して本当に熱い街で、工場の祭典を行なっていたりします。昨年度行きたかったのですが、行けず、、今年こそは行きます!
素敵な出会い
僕の後輩で、色々なことをめちゃめちゃ頑張っている可愛い後輩ちゃんが、燕市にある明治屋の5代目大橋さん(かずさん)と知り合いで、僕を紹介していただき、ご飯を食べたのがきっかけでした。
僕の活動にも興味を持っていただき、かずさんが僕に合ったコースを考えていただき、全部で7ヶ所を案内してくれました。
かずさんは本当に凄い方で、人脈の広さ、信頼が半端なく、そして街づくりに関しても熱く、何かしらイノベーションを起こしたいと考えていらっしゃいます。そしてなによりカッコいいです。笑
今回は、かずさんの案内のもと、僕の相方と可愛い後輩ちゃん、そしてぬまっちの5人で色々なところを周りました。
(ぬまっちって誰?と思うかもしれませんが、最後にちゃんと書きます!本当に熱く、凄い方です。)
玉川堂
最初に行ったのは鎚起銅器のこちら。
正直鎚起銅器をあまり知らなかったのですが、とても面白く見ることができました。
外見はこんな感じ。無形文化財に認定されています。
中はこんな感じ。叩いている音が響き渡っています。
こんな感じで、1枚の銅板から叩きだけで作っていきます。急須が継ぎ接ぎなしで作れるのすごすぎる。
この技術を習得するまで15年ほどかかるそうです。
これいつか絶対に買います。実際に鎚起銅器で作ったおちょこで日本酒飲みましたが、うまかったですぅ🍶。(日本酒がそもそもいいもの飲んだ説もありますがw)
様々な工程がありますが1人の職人で全行程できる様に修行しています。彫金師は専業だそうです。
昔は作れば売れる時代だったのですが、それが時代の変化とともにそうではなくなってきています。
様々な工夫はしていて、美術的要素を入れていたり、工場と銅から作るというところは変えずに、作るものを変えていたり、変化に柔軟に対応はしているように見えました。
急須や湯のみとかは量産されているモノでもあるので、ただ日常的に使うための目的であれば、ここのモノを買う必要はありません。
しかしながら需要はまだまだあります。ただ、さらなるブランディング、売り方を変えるだけでその価値はまた変わってくる気がします。
ブランディングだけでなく、ストーリーの共有で物を売る必要があります。そのための手段として、作っている工程、想いを伝えるための工場見学をしています。
6年前には600人程度だった見学者は、外国の方も増え、去年は4000人程のお客様が来たそうです。
ここにまた新しい可能性と、勝機、転機があると思いました。
この急須にで煎れるとうまいお茶も販売されていて、面白いなって思いました。
私もクリエイターなので、職人魂も分かる気がします。
どう売るか、どう魅せるかでモノを売っていきたいですね。
藤次郎
こちらは包丁を作っている藤次郎です。
初めて800度程の炎を見ました(笑)
テレビで見ていたものだ!
こんな感じで、鉄の材料を1から叩いて作っていきます。
工程はこんな感じ。
この包丁、持ち手も畳んでいくことで作られています。
半端なくかっこいいです。
これも買います。絶対。
杭州飯店
お昼ご飯は燕三条名物「背脂中華そば」。
ここのはマジでうまいです。老舗で、燕市の中でも有名。
地元の方からも愛されていて、お昼時は毎日のように並ぶそうです。
山崎研磨工業
磨き技術の老舗です。
こんなにピカピカになります。
モノありきの仕事なのは確かです。営業はそこまで出来ないと言いつつも、iPodを磨いていた実績もあります。技術は確かなものです。
確かに、1日でできる量は決まっていたりしますが、同じ地域で回して、新しい地元産の何かができるのではないのかと、期待できました。
周りと繋がっていかないと。
ミノル製作所
今までの見学とは明らかに違うなと思ったところが、若い人が多いということ。
そして、代表の本多さんが本当にお熱い方でした。(この地域熱い方が多い。)
この地域がこのままでは衰退してしまうという危機感を持ちながら、若手への投資をしています。
小ロットと中ロットを持っていて、注文数や質によって作り方を変えています。
これは、へら絞り機です。手で押し当てていくことで形を変えていきます。
こちらはスピニングマシン。
上と同じ要領なものを、機械が自動で行います。
燕三条のモノづくりが成長してきた過程には、希望通りの試作を作るところが始まりだったそうです。
相手が本当に欲しいものを作る。これは分野変わらず、どのクリエイターにとっても同じ大切なことですよね。
特に、ちょっとの変化に弱いのが金属だからこそ、最初の試作がとても重要になってきます。
大量生産の世の中になった金属分野で、マネされるようなマネされないものを作っていくのが大切とのことでした。
また、この地域には真の技術と、いいアイデアの製品はいっぱいあるものの、売り方を知らずに埋もれてしまっているものは多いそうです。
昔は作れば売れる時代だったからですね。売り方を学べずに時代の変化がきてしまったんだなと感じました。
結局、どこに売ったかも分からず、売れるかどうかの判断は大きい商社に委ねるしかないそうです。
D to Cをしっかりやり、自分の子供のように大切な製品をちゃんと届けるところまでやらなくてはいけないなと思いました。
ここで聞いて驚いたことが、周りにたくさんの工場があるのは分かるが、そこで何が作られているのかが分からないということ。
なぜ連携しようとしないのかが不思議でした。衰退しつつある中、いかに協力するかが鍵になってくると思いました。
また、せっかく技術をもった老人の方々が、後世に伝えることをせずに、技術を持った人がどんどん少なくなってしまうということ。
確かに、1日5000円ほど稼げれば生活に苦労はしないとのこと。
ただ、生きるとかそういう以前に、コミュニティの盛り上げや、若い力の育成等、できることがいっぱいあるのになんでやらないのかが引っかかりました。
事実、アメリカの老人の方は本当にコミュニケーションも好きで、教えるのも好きで、コミュニティの活性化をしようとしていて、その活動自体を活き活きやっている様に見えました。
人気料理店と同じで、ブランディング(製品へのストーリー付け等を含め)をしっかりやると共に製品の質を高めていき、人気料理店と同じで何年待ちでも客の予約が入るようなモノを作るのが大切なんじゃないかと思いました。
MGNET
未来の可能性が見えた会社さんでした。
この会社自体は、僕の言葉で説明すると、燕三条のものづくりにおける、コミュニティマネージャー的存在だなと思いました。
ものづくりを前進させる、環境づくりをしている会社です。
Make Good Network
社名の由来の時点でもうかっこいい。笑
この会社が有名になったのは、親会社である武田金型製作所が作り有名になった「マジックメタル」です。
(工場という文字が読めますか?w)
詳しくはこちらをご覧ください。
武田修美さんの考えにものすごく共感できるものもありました。
もっとお話ししたかったです。
酸化発色テクノロジーを使った「As it is」。これすごかったです。写真撮るの難しいんですけどね(笑)
塗料なしで、光の屈折で虹色のような色になります。
ネットワークの力でモノづくりを加速させていきたいですね。
夜、出会い
今日1日一緒に行動をし、様々なことを教えてくれたぬまっちのゲストハウス、トライアングルへ行きました。
(やっとぬまっち出てきました!笑)
CAMPFIREでクラウドファンディングをし、ここ燕三条に移住してきた方です。
すごい熱い想いと行動力があります。人を惹きつける力、憧れます。
詳しくはこちらを読んでください!そして、ぜひ会いにこのゲストハウスを訪れてください。深いお話を聞くことができます。
ゲストハウスに着き、17時ぐらいから飲み始めました。
世界一周のお話を聞かせていただいたり、熱い想いを聞かせていただいたり、、酒はやはりいいですね〜
かずさんが、超レアなお酒をいっぱい持ってきてくれました🙏
途中で夕飯を食べにこちらへ。
すごいレトロで雰囲気最高で、ナポリタンめっちゃうまかったです。
ここでも飲みました(笑)
その後も結局朝5時まで飲み続けました(笑)12時間も!!
酒場はイノベーション創造の場ですね、やっぱり。
地元の色々な方々も遊びに来てくれて、いっぱい色々な方とお話しすることができました。本当に楽しい、おいしいお酒でした。
さいごに
いい経験ができ、自分のやりたかった「観光」×「地方創生」のリアルが見えた気がします。
しかしながら、僕の得意分野のインターネット、テクノロジーを活かしながら地方創生をやりたいのですが、なんせ地方創生はやはり時間がかかるものです。そのギャップをリアルに感じることができました。
そして、インターネットに付いてくるのが難しい世代もあります。(これは日本独特な気がする。。)
なぜ付いてこれないのかって所の原因は少し分かっているので、それでも使いたくなるようなモノを作っていかなきゃいけないですね。
ただ、収穫はとても多かったです。
感謝経済とまではいきませんが、そこにはシェアの文化、お互い様の文化がありました。ここにすごい可能性を感じました。
自分の想いを言語化して伝える難しさ
リアルのネットワークの重要性も分かり、オンラインのネットワークの重要性もわかるという認識はあったので。この隙間をテクノロジーで埋めたいです。
地元に住んでいると気づけないような、自分達だと価値だと気づけてないものに価値を付けれると思います。そこで重要になってくるのはやはりストーリーですね。
ストーリー付がうまいのは、僕の中ではタモさんなのかなと思います。NHKの「ブラタモリ」見るだけで、そこに行って体験したくなりますもんね。
シャンパンの価値が高いのも同じ気がします。日本人はストーリー付が下手ですね(笑)
ものづくり、エンジニアリングはやっぱり楽しいです!
国内だけじゃなくて海外に売っていく力のところとかを勉強していきたいです。
新潟の、奥ゆかしい県民性を変えていく必要がありますね。それに微力ながら協力していきたいと思いました。
今回の視察で、燕の過去と現在、未来を見ることができました。
今回お世話になった方々にもぜひ読んで欲しい本です。絶対に参考になると思います。
田舎いいですねっ。やっぱり。
第2の地元新潟で、また好きな場所見つけれて嬉しいです😊燕大好きになりました😄
地方創生やっていくぞ!
今回は、かずさんぬまっちをはじめ、たくさんの方にお世話になりました。ありがとうございました。また行きます!!🏃♂️
スタートアップ お役立ち情報
スタートアップや起業に関するお役立ち情報等を集めてみました。
まだまだ詳しくない私ですが、色々と教えていただいたものを忘れないようにメモしている感じですので、追加で色々ありましたら教えてください!!
随時良い情報があったら更新していきたいと思います。
目次
本
三種の神器と呼ばれている本があるそうです。
- 起業の科学
- リーンスタートアップ
- 起業のファイナンス
私も全部買いました。
個人的に、この本も好きでした。
スタートアップ
上の本の起業の科学のスライド版です。
本を買ってから読むのでも、まとめられてて参考になりますし、買う前の参考にも。
こちらの動画と合わせて見ると、より深く理解できると思います。
会社の母子手帳と呼ばれる「創業手帳」。無料でもらえます。
会社設立に関しては、freeeさんのサイトが結構参考になります。
ピッチ
この方のスライドは本当に参考になります。
共同創業者
資金調達
事業計画書
スライド作成/デザイン
クラウドファンディング
ツール
タスク管理
採用
ミーティング
会計
www.freee.co.jp
biz.moneyforward.com
新潟 観光情報 まとめ
新潟の観光情報サイトをまとめてみました。
抜けているものもあるとは思いますが、有名どころを。
この写真はよく行くスタバから撮った新潟の夕暮れです。
目次
現状
新潟県の観光における現状です。
新潟市の観光における現状です。
こういうデータを県とか市がせっかくオープンデータにしているので、何かしら活用してみたいです。
とりあえずKibanaとかで可視化とかしてみようかな。
観光情報
新潟観光コンベンション協会です。
にいがた観光ナビ。結構良いサイト。
新潟市では有名なふるさと村のサイトです。
お土産も観光もまかなっています。でも物産の方がイメージ強い。
このコンセプト良いですね。
デザインが少しもったいない。
タウン情報
キャンペーン
おみやげ
市町村
永住
SXSW 2019 参加記
昨年度お世話になったSecHack365で、アメリカテキサス州のオースティンで開かれていたSXSWに参加してきましたので、ご報告します!
なかなか長いですが、最後までお付き合いくださいっ!
目次
- 概要
- 1日目(3/9)
- 2日目(3/10)
- 3日目(3/11)
- 4日目(3/12)
- 5日目(3/13)
- 6日目(3/14)
- 7日目(3/15)
- 8日目(3/16)
- 9日目(3/17)
- 最終日(3/18-19)
- 抱負
- おわりに
概要
SecHack365
本当にオススメなので是非応募してみてください。
SXSW
簡単に表現すると、インタラクティブ、テクノロジーと映画、そして音楽を融合させたお祭りのようなものです。
1日目(3/9)
1日目と言いつつも。
前泊させていただけたので、前日は2期生の成果発表会にお邪魔させていただきました!
どの発表もポスターも面白く拝見させていただきました。
自分が修了してから1年が経ったんだなとしみじみと感じていました(笑)
この日は、8時に羽田空港集合。
今回の派遣は、1期生3名、2期生3名(+保護者1名)、NICT3名、NOMの浅生さん、CODEBLUEのかなさん。合計12人での旅です。
約12時間ぐらいのフライト。
時差が14時間あるので、着いたのは同日の7時。恐ろしくこの日が長い!!
飛行機の中では
- ボヘミアン・ラプソディ
- アリー スター誕生
- スマホを落としただけなのに
の3本の映画を鑑賞しました。(どうでもいい。。)
トランジットは5時間ぐらい間が空いていたので、空港内でハッカソンに向けて自己紹介からチーム決め、どういった内容にしていくかなどの作戦会議を行いました。
その後12時過ぎの便でオースティン、バーグストロム国際空港へ。(3時間程のフライト)
搭乗口変更に気づくのが遅れ、ターミナルをみんなで走ってましたw
到着!! (@ オースティン バーグストロム国際空港 - @austinairport in Austin, TX) https://t.co/a1aKtgUjOY pic.twitter.com/qugxbGR4OC
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月9日
到着後、ホテルへ移動。
今回宿泊したのはこちらのホテル!
本当に綺麗です。
チェックイン後、歩いて会場まで行き、バッチをもらいつつ、街の雰囲気を体験しました。
この写真すごく綺麗。お気に入り。
写真のような、キックスクーターが短距離移動手段として流行っている模様。
こんな感じで、いたるところに置いてあります。
深センで見てきたシェアチャリより楽でいいかも。
軽く30キロぐらい出ます。
後に、乗り心地等に関する感想は書きたいと思います。
飲酒後はもちろん乗っちゃいけないみたい。
深センに関してはこちらに色々と書いてあります!
無事にバッチを受け取り、全員が集まってから、ステーキを食べに行きました。
最高でした。(お腹いっぱい、、)
1日目終了!本当に長かった。笑
2日目(3/10)
前回アメリカに行った時は時差ボケが辛く、結構きつかったのですが、1日目の睡眠がうまくコントロール出来て2日目から全く問題なく順応出来ました!
この日は、JETROのお話を聞ける予定だったのですが、ブッキングミス。興味あったのですが、お話を聞くことはできませんでした。残念。。
会場と思われる場所でセキュリティ体操をただただ行なっただけになりました。笑
セキュリティ体操は、2期生の方が考案した体操!
結構複雑で難しいんですよ。笑
開き直って朝から探索です!
街全体の様々な場所で色々な企業がブースを持って展示を行なっていたり、体験ができるようになっています。
その後、インタラクティブのTRADE SHOWを見にいきました。
こんな感じで大にぎわいです。
昔アルバイトをしていたFULLERも出展していて、すごい久しぶりにお会いすることができました!
きたぞ!!
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月10日
はたけやまさん!!#FULLER #SXSW #appape pic.twitter.com/gOHEIttvL5
いくつか見たものを挙げていきます。
Caico
聴覚と嗅覚を用いてVR空間を表現しようとしていたもの。並んでいたため体験はできなかったのですが、面白そうな取り組みだと思いました。
Stroly
オフラインのマップと全く同じ地図をオンラインで見れて、位置情報が分かるため、迷いにくいという。アナログとデジタルをうまく融合させたようなアイデアのサービス。
実際にSXSWの公式地図を担当されていて、分かりやすかったです。
Loraine
正直、欲しいかどうかと聞かれたら、朝食を寝起きに食べれないタイプなので微妙ですが、コーヒーの香りで目覚めるのは憧れます。笑
LevioPole
ドローン2機で作られた浮遊棒です。使い方は色々とあるようですが、VRと組み合わせて、空中に浮いている体験ができるのが楽しそうだなと思いました。
teplo
お茶をその時の気分、健康状態等に合わせて最適な温度、抽出で提供してくれる機器。アメリカでもお茶文化が流行ってきているらしい。
OPEN MEALS
食に改革を起こそうとしている会社のよう。
健康状態に適した栄養素?で食材をプリントするみたい。味は良く無いみたい。
それであれば完全食でいいのでは?と思ってしまう。
3rd-Factory
スマホと連動するリアルゲーム。やってみたけど、面白かった。
スマホ側でプログラミングして、強いアルゴリズムを考えることができる。
今後日本でプログラミング教育が義務化されるので、そこをターゲットにしている感じかな?
こいつ本当に可愛かった。
その他にも、色々と楽しそうな会社はいっぱいありました。
写真あげていきますね。
回転する羽で空間に情報をプリントする感じのもの。(正直よくわかっていないw)
モーションキャプチャかな?
これも面白かった。
ARで、空間にメモを残せるやつ。普通に使いたい。
ずっと付いてくる、執事のようなロボット。
MAKERS2期生だったOUTSENSEのよーざんさんとも会うことができました!
この日のランチは、唐揚げ弁当!?
日本食っぽくて美味しかった。沢庵まであったし!
その後、SONYのブースを見に行きました。
技術のとんがり方の見せ方がうまく、ただただ新製品を展示するのではなく、新しい技術や驚きを体験できたり、SONYの強みを活かせるものを体験してもらうといった感じで、企業として楽しそうな会社だなという印象を受けました。これを機にSONY製品買う人多そう。
こんな感じで、画面に映るターゲットに向かって遊べるダーツもありました。
夜は、ARW(Another Real World)さんで来ていた日本人の方達との初顔合わせ、交流会がありました。
ARWさんの情報はこちらです↓。本当にいいプログラムですね。
昨日に飽きるほど肉を食べたのに、またチキンを頼んでしまった。笑
美味しかった😋
2日目も無事に終了です!
3日目(3/11)
この日は、最初にNHKのブースである8Kシアターを見てきました。
すごい綺麗で、迫力のある映像。
ただ、440インチのテレビと、SONYのスピーカーからくる迫力なのか、8Kからくる迫力なのかがわからなかったです。
ただ、ライブの映像は、VRとはまた違う迫力と臨場感があり、本当に目の前で見ているかのような印象を受け、グッとくる思いもすることができました。
お昼にはラーメンが食べたくなり、ラーメンを食べに。
普通に日本の味噌ラーメンと同じ感じでした😋
街中には、知っている企業の色に染まった建物(ブース)が多くあり、それだけで楽しかったです。
Snap Chatの椅子で写真撮影!📸
特に、Amazonのブースであるこちらがすごく、PrimeOriginalの「Good Omens」のコーナーがこんな感じで、場づくりが本当にうまくて、こういう交流できる場を新潟にも作りたいなぁと思いました。
無料の軽食ももらえました!
入り口はこんな感じ。
その後、落合陽一さんがプロデュースした「The New Japan Island」へ行きました。
残念ながら落合さんには会えませんでした。笑
ちょうど5分ピッチを行なっていて、拝見しました。
Life is Techさんや、Fringe81さんなど、日本で有名な会社さんがピッチしていました。
その後、ハッカソンのミートアップへ行き、色々と情報収拾をしようと思っていたのですが、あまり得られるものがなかったのでホテルに帰りました。
ホテルのロビーに集合し、チームでハッカソンのミーティングをはじめました。
明日がハッカソンで緊張しながら睡眠へ。
3日目終了!
4日目(3/12)
この日は今回の派遣の目的でもあるハッカソンの日です。
このハッカソンは、制限時間24時間で、
がテーマのハッカソンです。
スポンサーが何社かいて、そこが提供しているAPIを利用するのが条件。
私たちは、「Capitol360」という、リアルな場所空間とオンライン上でのミュージックを融合させるという試みをしていたスポンサーさんに焦点を当てていて、準備をしてきました。
簡単に表現すると、リアルな場所とインターネットを繋ぐ何かを作成したいと思っていました。
最終的な、具体的なアイデアとしては、ライブパフォーマンスの儚い音楽を保存し、ライブ感を後に味わうことを目的としたサービスを考案しました。
元々このスポンサーに焦点を当てた段階から、ライブパフォーマンスの環境をどうにかしようと考えていて、色々と話し合ってアイデアを突き詰めて、このようなアイデアとなりました。
しかしながら問題が。
なんと、Capitol360さんは名だけのスポンサーで、APIの提供は行なっていないということ。(苦笑)
結局、AIを用いて、場所に合った曲をリコメンドしてくれる機能を追加してAPI使用条件を充しました。
ここからは2日間を振り返っていきます。
昼飯はハッカソン会場で。
このチキン美味しかったです。(アメリカ来てから肉しか食べてない!!笑)
アメリカっぽいクッキーも🍪
会場を移動しつつアイデアを出し合いながら、深掘りしていきました
夕飯はパスタが食べたくなり、イタリアンレストランへ。
その後、ホテルのロビーでアイデアの検証と開発、発表準備を行いました。
写真を撮り忘れたのですが、ロビーに暖炉があるミーティングスペースっぽい場所があり、いつもそこで集まっていました。
4日目終了!といいつつも、2時過ぎぐらいまで開発と発表準備をしていました。
5日目(3/13)
この日もハッカソンは続き、13時まで開発と発表準備に専念しました。
お昼ご飯はハッカソン会場で。
このご飯めっちゃうまかったです。
頑張ってスライド作ってます。英語のプレゼンは初めてで、緊張しています。
かなさんがすごいサポートしてくれました。ありがとうございます🙏
会場に入り、緊張していますね(笑)
発表している様子です。
ハッカソンの全日程終了後、司会の方とみんなで写真を撮りました。
結果はこちらです。日本チームが3位に入っていました。すごい!
そして!!
2期生チームがスポンサー賞受賞!すごい!!
私のチームの勝利は見れず、、😢
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月13日
現役生チームがスポンサー賞受賞しました!!
おめでとう!!✨
(もう現役ではないのか、、?)#SXSW #SXSWHackathon #SecHack365 pic.twitter.com/yEcF22OiJo
一緒に戦ったチームメンバー。
発表の中で面白かったものがいくつかあったので載せておきます。
Live HighFive
携帯を振ることで、お気に入りの音楽を共有できる。LINEのフルフルみたいな使い方ができる。
日本人チーム(総合3位)。
Beat IT
録音した音声を、ラップに変換する。
総合2位でした。
Music Discovery AI
ARで、アートワークに近づくと曲が鳴る。
moverDrover
ダンスの動きに、著作権をつけるというもの。
ブロックチェーン上で管理されている。
総合1位。
最初からキャラクターがすごい人がやっていて、最初からずっと1位って感じでした(笑)
最後には24時間を振り返るショートムービー流していたり、会場でボイパを始めたりと、やりたい放題(笑)
他にも、画像と音から、それにあった動きをつけるものや、VR空間にDJスペースを作るものなどがありました。
ハッカソンで体力を消耗し、疲れていたので優しい味のフォーを食べました。
ハッカソンも終了し、5日目終了!
6日目(3/14)
無事ハッカソンも終わりホッとたのもつかの間、楽しいことがいっぱい起こります。
この日は、ARWさんと共に、4社のスタートアップ企業と交流できるプログラムに参加させていただきました。
今回交流させていた会社はこちらの4社です。
- Capital Factory
-
EggChain
Eggschain is Empowering Women Who Are Choosing to Freeze Their Eggs
-
Aesthetic Integration
-
Bumble
本当に勉強になった1日となりました。1社づつ振り返っていきます。
Capital Factory
オースティンオリジナルのインキュベーションです。
コワーキングスペース・レンタルオフィスビジネスをしている企業です。
ワーキングスペースでB-corpも取得しており、さらに今年政府と組んでThe Defense Innovation Centerをオープンしています。
入り口にはこんなモニュメントも。
この企業のすごいところは、ただ単にコワーキングスペースを運営しているだけではない点です。ここのコワーキングスペースに入る価値がめちゃめちゃたくさんあるのです。
まず、様々なバックグラウンドのスポンサーがいます。テックだけじゃなくて、コンサルティングや電力会社、大学、政府期間とかまで入っています。とにかくたくさんのサポートを受けることができます。
また、170人もの様々な分野に精通している専門性の高いメンターと1on1で事業相談や、専門分野を用いたアドバイスなどをしていただける、メンターシップコーディネーター制度があります。ここでの出会いが社外取締役や、投資の関係に繋がったりするそうです。
また、大企業の新規事業の分社が入ってるフロアもあり、大企業の中だけでは生まれないようなアイデアが生まれる場ともなっています。他の会社とコミュニケーションもできるのも良いですよね。
こういった、人が集まる場を作ることによって、新たなイノベーションが起きたり、新たな出会いの促進もでき、こういう場がオースティンの変化を生んでいるのかなとも思いました。
日本だと、ただ単のコワーキングスペースやレンタルオフィスになってしまっているところも多いと思うので、場所に価値をつけ、人を惹きつけるという試み、本当に参考になりました。
新潟でもこういった場作りしたいです。
ただ、ここではコミュニティマネージャーがおり、人と人、人と情報をうまく繋いでくれます。こういった「繋げる」部分もできる人間になりたいです。
オフィス内はこんな感じです。綺麗。
秘密の会議室も!!これいいな。笑
本を押すと扉が開くという、半端なくいい仕組みです。(笑)
ランチはP.TERRY'Sでハンバーガーを!チェーン店で安かったです。
マックよりも美味しかったです(笑)
EggChain
次に、ブロックチェーンを利用した卵子バンクのEggChainを訪れました。
場所は先ほどと同じで、Capital Factoryの会議室を利用させていただきました。
ブロックチェーンを利用したトラッキングシステムを用いて、遺伝子という高レベルのセキュリティを必要とする情報を扱っています。社会課題をテクノロジーで解決しようとしている精神がよく見えます。
上の写真のように、卵子バンクの市場は急激に上がってきています。国として認められたのは5年前で、ちょうど成長産業といえます。成長産業で挑戦し続けることは大切ですよね。
不妊治療を35年間研究してたメンバーや、凍結技術持ってたりするメンバーと共に、信用される、トラッキングシステムの開発を行なっています。
アクセラレータプログラムに認定されて、Capital Factoryに籍を置いています。
この会社が凄いのは、そのスピード感。昨年の2月に友達が卵子バンク使い、あまり良い経験ができなかったという体験を機にこのビジネスを考え始め、その後2ヶ月でメンバー集めから市場調査等を行い、1年でローンチ。
見習いたい早さ。
若いうちに卵子を凍結した方が良いという認識はまだまだ浸透していませんが、そういった文化やしきたり、常識を変える活動は本当にかっこいいです。
Aesthetic Integration
Imandraというクラウドベースの推論エンジンを開発しているAIのスタートアップです。
こんな感じで、対話形式で色々と説明してくれて、楽しく聞くことができました。
Imandraの名前の由来は、ロシアの湖の名前らしい。
Bumble
TinderのCEOが新たに立ち上げた企業。
こんな感じでお話を聞いてきました。
女性からアプローチを掛けていくという、今までに無い形の出会い系サービスを展開しています。
男性がデートプランを考えたり、エスコートしていくような古い出会いの概念を打ち壊したいといった想いの企業です。
そもそも、この課題が顕在なものなのか、潜在なものなのかという質問には、身近なところからアイデアがあって、実際に自分でも感じていたとのこと。
アイデアの種はやっぱり色々なところにありますよね。
みんなが気づいている課題でもなく、全く気づけない課題でもなく、言われたら確かにそれ課題だなって思えるようなものが、いい課題なんじゃないかと思います。言語化されて初めて課題だと共感できるようなもの。
ここの企業は、本当にブランディングとマーケティングがうまく、色合いやロゴなど、親しみやすく浸透しやすいものが多いです。これらのデザインは1人のデザイナーがやってるそうです。世界観の演出が本当にいいですね。デザインでうまくいくかいかないかが変わる時代ですよね。
自分の会社の世界観をうまく表現できるデザイン。難しいけど勉強したいです。
マーケティングの仕方としても、お金の使い方がすごくうまいです。
昨年度のSXSWで、デザインの良いBumbleTシャツを配り、参加者に着てもらうということをしたそう。デザイン・世界観がいいからこそできるうまいマーケティング。
このようにして知名度をあげていったそうです。
アメリカ進出したい日本企業も、ちまちまお金使って広告するぐらいなら、こんな感じで人が集まる大きなイベントで一気にお金を使った方が知名度をあげれそうだなと思いました。
また、オンラインの出会いだけでなく、リアルの場をコーディネートしているのも特徴的です。女性からアプローチしていくため、より安全なリアルな場所を提供しようと考えているそうです。
現在アメリカで順調に事業を進めていますが、次はインドに進出するそうです。
「マーケットの大きさもありますが、宗教的にも文化的にも参入障壁はとても高そうですがなぜインドなのですか?」
という質問に対し、当たり前のように、
「常識を変え、新しいカルチャーを浸透させる必要があるのに、そんなことで渋る必要はない。」
という回答が本当にかっこよく、その通りだなと思いました。
カルチャーまで変え、新しい価値を浸透させる。いまある常識・定義を疑っていくところがすごくかっこいいです。(2回目)
これこそが起業家として生きていくやりがいと楽しさなんだなと共感できました。
このSXSWでは、女性起業家が結構目立っているなと感じました。
夜ご飯はBBQへ!
ステーキもうまいけどBBQもうまい。
そんな感じで6日目も終了!毎日が楽しい!!
7日目(3/15)
この日から、Gamingが始まりました。
まず、カンファレンスへ参加
「Esports as a ervice」という面白そうな講演。
Esportsのマネタイズの話や、プレイヤーだけでなく、どのように聴衆の方を巻き込んでいくのかというお話でした。データ分析会社が講演を行なっていたので、データを根拠にした発表で、面白かったです。
その後、GameExpoに参加しました。
雰囲気はこんな感じ。TRADE SHOWの時とはまた違った雰囲気。コスプレしている人も目立ちました。
実際に新作ゲームを体験プレーをしている方々。
中でも面白そうだったのがこちら。
頭につけているコントローラーで、脳波によって操作できます。
教育にも活用されている様で、BrainTech分野の可能性は今後広がりそうですね。
また、キャラクターが個人的に好きで「BIG POTATO GAMES」という会社を好きになりました。
色合いとキャラクターが本当に可愛い。
また、ゲームだけでなく音楽も始まっていて、インタラクティブとはまた違った街の雰囲気を体験できました。
もうただただかっこいい。
街中では、こんな感じで自動演奏とかもやっていました。
世界最大のスーパーであるWalmartにも行ってきました。
色々とBIG!!!
夜ご飯には、スパゲティーを。
前に行ったレストランとまた違く、おしゃれで美味しかったです。
食事を早めに済ませ、この日はライブへ行きました。
Japan Niteという、日本の箱があり、それを見てきました。
外まで大行列で、人気の高さが伺えます。
最前列で参戦!
平均年齢16歳とは思えないうまさと熱。最高に楽しみました。
FURUTORI
独特の雰囲気と歌唱力。
これを機にファンになる人多そうです。(僕がそう。笑)
7日目終了!
だんだんと終わりが近づいてきちゃってます。
8日目(3/16)
午前中は、テキサス大学のオースティン校を探索しに行きました。
入り口綺麗すぎる。
学校内には、こんなに大きいスタジアムも。
ロングホーンズはカレッジ・フットボール(アメフト)で、全米的に強豪らしい。
学校の敷地内のジムも見学してきました。
ここ、めっちゃ広くて、体育館合計12面以上あります(笑)
ボルダリングとか、温水プールとかも。学生であれば無料で使える。最高ですね本当。
図書館も見てきました。本当に広くて、日本の大学図書館レベルがワンフロアに収まっていて、それが6Fまであるのでほぼほぼ6倍ぐらいあるんじゃないかという感じ(直感なので、正確ではありません。)
昼にはインドカレーを。頼み過ぎて本当にお腹いっぱいになりました(笑)
そのあとWhole Foodsへ。
Amazonがどんな感じでリアル店舗を活用しているかを見てきました。
こんな感じで量り売りとかが多いイメージ。
オーガニック食品を多く扱っていることもあり、健康意識高そうな人が多い(勝手な偏見。笑)
こんな感じで、primeメンバーだと特典が得られます。
これはずるい。日本でも是非。
そのあとオースティン・セントラル・ライブラリーへ。
中はこんな感じで、めちゃめちゃ綺麗です。
2018年に何かの賞をとっただとか。
館内には空間に余裕というか余白が多くあり、良い意味で無駄が多かったです。
やっぱり「余白」って大事ですね。
屋上からの景色も最高です。こういう空間すごい居心地いい
図書館が生涯学習、コミュニティ活動の拠点となるような作りになっているのはいいですね。
また、年齢でゾーニングしているのも面白かったです。
外観もこんな感じで、街の市民からも人気だそうです。
この図書館には、売店もあり、「Austin Central Libraly」の文字が入ったTシャツやトートバックが売っていました。日本語だと「新潟県立図書館」と同じですよ。ただそれだけなのに、デザインが特別良いというわけでもないのに、この図書館がオシャレなため、Tシャツもオシャレな感じがしてきます。
こういうブランディングは日本ではなかなか出来ていなく、真似をするべきだなと思いました。
夜は寿司を食べにきました。笑
これはカルフォルニアロール。日本でも有名なやつですね。アメリカの寿司、ブッとんでるメニューが多くて面白かったです。笑
夜は昨日同様ライブに行きました。
ここで知り合った方と異文化交流もしてきました(笑)
音楽の街の雰囲気最高ですね。道路もホコ天になっていて、人がわんさかです。
どこにいても音楽が聞こえてくる感じ。
楽しみつつ眠りに落ちていきました。8日目終了!
9日目(3/17)
実質の最終日です。
この日は街の雰囲気探索をしようと、キックスクーターを借りて移動していました。
オースティンへキックスクーターを導入している会社は、
の4社が参入しているようです。
Spinは、撤退した模様。
すごい便利な反面、交通ルールを守らない輩も。
今後、浸透するかどうかかは楽しみです。
ランチにはタコスを。
SXSW自体も最終日で、街の雰囲気が日常を取り戻しつつある姿に、すごい驚かされました。
本当に街をあげてのイベントだったんだなって実感することが出来ました。
オースティンは、特別な場所でも何でもなく、普通の場所に人の力で創り上げられた空間なんですね。
時間はかかると思いますが、日本でも長年かけて頑張ればできる気がしてきました。
新潟でやってやる!!
その後最後の振り返りを行いました。
同じイベントに参加していたにも関わらず、人によって見ている視点が違うのは面白く、ここでも学びは多かったです。
イベント・街づくり
まずは、このイベント、街づくりに関して。
SXSWは最初、音楽のイベントとして学生が作ったもの。初回動員数は約700人だったそうです。それが、時が経つにつれて他の業界を巻き込んで大きくなり、今では経済効果350億円以上となっています。
SXSWを皮切りに、シリコンバレーから移住してきている人も多いそうです。殺風景なカリフォルニアに比べると、オースティンは温かみのある街で、物価も相当安いです。同じような環境が整っているのであれば、移住するのも分かります。
いかにして街を巻き込み、イベントを大きくしていくのはどうやっているのか。
私も、地方創生をやりたいと考えている身なので、そういった角度からもこのイベント、街づくりを見ていました。
完全に答えが分かるようなものでもなく、分かったところでそれを新潟に応用できる訳ではありませんが、ヒントを感じました。
街の魅力
やはり、街そのものに魅力を付けないといけません。
オースティンは、際立って気候、風景、交通の便が良い訳ではありません。しかしながら、衣食住に魅力があり、治安が良いです。そして何より人が良いです。人の魅力が本当に大きく、それが街の魅力に直結していると思います。
あそこに住みたい、行きたい街だと思うような場所とうまくリンクすることで、魅力は高められるのではないかと思います。
イベントの魅力
オースティンは「何かが生まれる町」という認識をSXSWを通してつけることができています。SXSWの成長と共に町が育ってきたと言っても過言ではなく、長い期間をかけて育つイベントを続けていく努力がそこにはあったと思います。
日本ではイベントは邪魔者扱いされることが多いですが、街を巻き込んで、みんなで創り上げているイベントだからこそ、魅力が生まれているのだと思います。
シルバー人材の活躍
SXSWでは、ボランティアスタッフが5000人程いるそうですが、その多くが高齢者です。日本ではなかなか考えられませんね。。確かに、ゆったりしていて色々と話しかけてくれたりと、私は温かさを感じましたが、せっかちな日本人ではなかなか浸透しなそうな気もします。
日本ではまだ浸透していないので、こういった高齢者の方々がイベントスタッフとして活躍できる仕組みづくりも、今後出来たらいいなと思います。時間がかかるのが駄目であったら、技術でサポートするなど、やり方はたくさんありそう。
私たちも参加してきたハッカソンですが、日本とやり方というか、形式的にはほとんど同じでした。しかしながら違う点としては、サービスとして実用化に直結するものが多いという点です。つまり、ハッカソンのためだけの開発ではなく、これを機に本当に実用化しようと考えているものが本当に多かったです。というのも、ハッカソンにおいて評価の高かったものは、そのまま投資のお話が来たり、スポンサー企業と連携してそのまま開発を継続するといったケースも出てくるそうです。Startup Weekendに近い気がします。
また、日本のハッカー(情報セキュリティにおけるクラッカー的意味ではなく、コンピュータに深く関わる者)はアートと距離があります。世界的には、コンピュータ × アートの分野で活躍している人が多くいて、日本でもアーティストハッカーのような人がもっと多くなっても良いのではないかと思います。
日本は、本当に技術が大好きで、ユーザーの笑顔が見えない開発をしている人も多くいます。ハッカソンがただの技術アピールになってしまっていることも多いです。これはアメリカでも似たようなところでもありましたが、ユーザーを第1に考えるのを忘れないことが大切です。
日本が世界で勝つためには
Bunbleの時にも思ったことですが、人が多く集まるところでただ展示するだけでなく、課題を解決する体験をそこでさせるのが重要。
大きなイベントで、使ってみてもらうのが一番。例えば、日本酒に関するサービスを作ったとしたら、新潟で開催される「酒の陣」で使ってもらってみたりするのがいいのでは。Strolyとかは、地図を実際に出していて、良い見せ方だったと思います。
そして最後の晩餐へ。
最後はやぱりステーキ!
最高でした😋
9日目終了!
最終日(3/18-19)
朝の5時に集合し、帰路につき始めました。
9時にバーグストロム国際空港を出て、12時にオヘア空港到着。
それから空港で5時間待機。
17時に羽田空港へ向けて出発しました。
帰りの飛行時間は13時間30分程度。。長すぎる!!
帰りの飛行機では、
を観ました。(どうでもいい情報再び!)
「億男」のお金に関しての表現がとても好きで、自分の考えている世界と似ていたので、どハマりしました。もう一度見たい。
帰国!! (@ 国際線ターミナル in 大田区, 東京都) https://t.co/WCcUfBIlAw
— むろちゃん (@Balius1064) 2019年3月19日
こんな感じで無事に全日程を終了し、帰国することができました!
今度は19日がほとんどなかった!!日付変更線ってすごい。
後泊をさせていただきました。時差ボケで全然寝れませんでしたが。。
次の日の早朝の写真ですが、こういう新しい何かが始まりそうな、わくわくする感じが本当に好きです。
抱負
いつもは感想を書いていますが、感想はところどころに書いてあるので、代わりに今後の抱負を書いていきたいと思います。
現在、Makers Universityに4期生として参加させていただいています。
僕のやりたいこととしては、大きな枠組みで表現すると地方創生です。
群馬県出身で大学から新潟に住み、ずっと田舎にいたからこそ、やっぱりやりたいです。
何をするの?とか、どうやるの?とか色々質問あるとは思いますが、ここでは多くは語らないので、飲みにいった時に聞いてください🍻(飲み誘ってください🍺♪)
具体的には、今までやってきたIT分野を使って色々とやっていきます。夏前までに会社を作り、色々と動き続けます。
様々な方に協力して頂く必要があると思うので、これからもご協力よろしくお願い致します🙇♂️
おわりに
まず、一緒に旅をしていただいた11人みんなに感謝を言いたいです。
イベントに関してだけでなく、色々な場所で人生相談をしていただいたり、自分の悩みに関して本気でアドバイスをしていただけたりと、たわいもない会話でも楽しかったです。
中でも自分の心にぐさっときた言葉があります。
自分の登る山が決められないと悩んでいた僕に、山じゃなくて川が自分の人生な気がする。支流が、気づいたら本流だっり、流れ着いた先に街があったりとか。
とにかくやり続けるしかないですね。悩むものでもない気がしてきて、やり続けていれば見えてくるものがあるのだと。
そして、人生に大きな影響を与えてくれた派遣をさせていただいたNICTにもものすごく感謝しています。
ありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございます🙏
(誤字脱字多そうなので、何かありましたらご連絡くださいっ!)